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サッカー フットサル コラム 2018年6月6日

ロシア大会は最後の古典的な大会 ワールドカップ観戦の楽しみとは……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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当時の僕は、このワールドカップ観戦旅行は「一生に一度の贅沢」だと思っていた。まさか、44年後の2018年にも、同じように夜行列車に乗って観戦して回ることになろうとは夢にも思わなかった(いや、夢ではあったか……)。ワールドカップ観戦の最大の楽しみとは、もちろん世界最高峰の試合を観ることだ。

日本では1968年のメキシコ五輪で銅メダルを獲得した直後には「次はワールドカップ」という機運もあったが、1970年のメキシコ・ワールドカップ予選はエース・ストライカーの釜本邦茂が病気で倒れたこともあって敗退。ワールドカップ出場などまさに夢物語だった。

しかも、当時のワールドカップ出場国はわずかに16か国。本当のエリートだけの大会だったのだ。しかも、まだ各国リーグには厳しい外国人選手の規制があり、クラブチームより代表の方が間違いなく強いという時代だった。そして、今のように海外のサッカーをテレビやインターネットで簡単に見ることができるわけでもなかった。ワールドカップに行けば、世界最高峰のサッカー、いつも日本国内で見ている日本サッカーリーグ(JSL)とはまったく異なった次元のゲームが眼前で展開されていたのだ。まさに、夢の世界だった。

ワールドカップのもう一つの魅力は、1か月間、その国に滞在し、全国を旅して回ることだ。 そもそも、南アフリカといった国に行く機会は限られているし、もし南アフリカ観光に行ったとしても、ブルームフォンテーンとかポート・エリザベスといった地方都市に足を運ぶことはまずないだろう。ブラジルだって、普通の観光旅行だったら、訪れるのはリオデジャネイロやサンパウロ、せいぜいサルヴァドールくらいだ。ところが、ワールドカップでは北部海岸のナタウとか、内陸のクイアバまで訪れるわけだ(クイアバはカピバラを見に行く人は訪れるだろうが……)。

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