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サッカー フットサル コラム 2018年5月31日

不安だらけの完敗で突き付けられた課題 オーストリア合宿でどこまでコンディションを上げられるのか……

後藤健生コラム by 後藤 健生
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しかし、当時の岡田監督と違って、西野監督には就任から本大会までたったの3試合しかない。だから、本当にハリルホジッチ監督を交代させるつもりがあったのなら、せめてもう2か月前にしてほしかったわけである。

ワールドカップ初戦のコロンビア戦まで約3週間。この間にどこまでコンディションを上げられるか。その1点に勝負はかかっている。もちろん、日本チームが万全のコンディションだったとしてもチーム作りは遅れており、劣勢は免れない。だが、コンディションを万全にして、相手より動ける状況を作る。それができなければ、一縷の望みすらなくなってしまうのだ。

8年前の南アフリカ大会の時も、日本代表は直前の親善試合で不甲斐ない試合を繰り返していたが、直前のスイス合宿が成功し、本大会では相手より明らかに良いコンディションで戦うことができ、それがラウンド16進出という結果につながった。 オーストリアでの合宿で、どこまでコンディションを上げられるか……。西野監督以下のスタッフにとっての最大のタスクだ。いや、現チームのスタッフだけの話ではない。これまでの5回のワールドカップでの経験。コンディショニングに成功した2010年大会。失敗した2014年大会。そうした経験を通じて得られたはずのノウハウがどこまで蓄積されているのか。それが問われるのだ。

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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