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サッカー フットサル コラム 2018年5月21日

勝負を決めたのはエデン・アザール!チェルシーが昨季プレミア王者の意地見せ、FAカップ制覇

元川悦子コラム by 元川 悦子
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シーズン途中からアルバロ・モラタが足踏み状態に陥ったため、1月末に加入したオリヴィエ・ジルーとタテ関係の2トップを形成する機会が増えたアザールだが、どちらと組んでもなかなかゴールを決められずに苦しんだ。今季のチェルシーはプレミアリーグ総得点62とビッグ6ワーストにとどまったが、モラタが11点、アザールが7点という数字がその大きな要因になっている。シーズン終盤も、主要な得点源になっていたのは最終ラインのセサル・アスピリクエタやアウトサイドのビククター・モーゼスら。リスタートによる得点も少なくなかった。

こうした状況では、今季32ゴールを挙げて得点王に輝いたモハメド・サラー擁するリバプール、30ゴールで得点ランク2位につけたハリー・ケイン擁するトッテナムらに比べるとどうしても厳しいものがある。こうした苦境が続いたからこそ、FAカップファイナルという大舞台でアザールが値千金の先制点を奪ってくれたことは、コンテ監督にとっても、チーム全体にとっても大きかったはずだ。

そこからのチェルシーは持ち前の堅守を前面に押し出し、相手の猛攻に耐え続けた。全体にラインが下がりすぎてしまい、相手のマーカス・ラッシュフォードやアレクシス・サンチェスに決定機を作られることもあったが、名守護神のティボ・クルトワの好セーブに救われる。マンチェスターUのジョゼ・モウリーニョ監督は後半に入ってからベンチに置いていたロメル・ルカクやアントニー・マルシアル、ファン・マタといった切り札を次々と投入。何とか1点を奪おうと躍起になったが、一度守りに入ったチェルシーは硬い。コンテシステムの象徴である3ボランチも最後までハードワークを続け、強固な守備ブロックの構築に貢献していた。そのままタイムアップの笛。チェルシーはついに今季ラストタイトルを手にし、昨季プレミア王者のプライドを保つことに成功した。

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