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サッカー フットサル コラム 2018年5月16日

準備の違いでライバルチームを圧倒。シティの優勝は極めて妥当だ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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さらに、ケビン・デブライネは終盤戦でやや息切れしたものの、正確無比のキックと無尽蔵のスタミナ、豊富なアイデアで〈プレミアリーグの顔〉と呼ぶべき存在になった。ラヒム・スターリングは18ゴールを挙げながら、なぜか「決定力不足」と不当に批判されるまでの領域に入り、レロイ・ザネのシュートは強烈すぎる。マーカーがからだを投げ出すことさえはばかられる無慈悲なレベルではないか。彼らも今シーズンの新戦力同様、グアルディオラ監督の指導によって急成長し、優勝に大きく貢献した。

「グアルディオラ体制下の2シーズンで4億ポンド(約600億円!)もの補強費を使っているのだから、強くなって当然だ」

嫉妬込みの批判も聞こえてくる。しかし、適材適所に使ったからこそ、多くのデータで史上最高を記録した。長年の課題である守備陣の補強を、アーセナルはまたしても怠った。マンチェスター・ユナイテッドはチーム創りが雑すぎる。リヴァプールも守備陣の修繕が遅きに失し、チェルシーとのトッテナム・ホットスパーは選手層に問題を抱えていたにもかかわらず、夏の市場では消極的だった。

選手個々が高いレベルを維持し、なおかつグアルディオラ監督が選んだ新戦力が活躍したのだから、シティの優勝は極めて妥当な結果だ。彼らの経済力を云々するよりも、自分たちの足もとを見つめなおしたほうがいい。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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