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サッカー フットサル コラム 2018年4月13日

疲労のピークを迎えても、シティは攻撃的な姿勢を貫く

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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それでもジョゼップ・グアルディオラ監督は、通常のゲームプランを押し通す確率が高い。低めのライン設定やリトリートなど、失点のリスクを抑える闘い方はあるものの、かのヨハン・クライフ氏から「美しく勝利せよ」との薫陶を受けた名将は、間違いなく攻撃的なフットボールを選択する。ハイライン・ハイプレス。ビルドアップの際にインタセプトされたり、最終ラインの背後をとられたりするリスクは想定済みだ。選手たちも疲れたからだに鞭打って、トッテナム守備陣を細かいパスワークで翻弄すべく奮闘し、ボールを失った際は高めで即時奪回を試みるのではないだろうか。

CL準々決勝2ndレグ終了後、グアルディオラ監督は「選手たちと過ごしたこの十か月は特別な時間だった。準決勝には進めなかったけれど、彼らがなにかを感じ取ってくれていたら、それはそれで素晴らしいことだと思う」と語った。信念に揺らぎはなく、選手たちへの信頼も明言した。トッテナム戦は苦戦を強いられるだろう。しかし、グアルディオラ監督率いるマンチェスターの精鋭は、究極の理想に向かってアタッキング・フットボールを貫くに違いない。

※トッテナム対シティ戦は、4月14日(土)深夜3時30分からJ SPORTS 2でライブ中継いたします。

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

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