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【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第3ステージ】23カ月の呪縛を解く会心のスプリント!フルーネウェーヘンとヤコブセン、運命は交錯しながらも2人は前へ進んでいく
ツール・ド・フランス by 福光 俊介2016年にワールドチーム所属1年目ながらオランダ王者になるなど、早くから台頭していたフルーネウェーヘンだが、このところは勝っても小さなレースばかりだった。UCIワールドツアーに限定すると、2020年のUAEツアー以来。ツールでは2018年と2019年に2勝ずつ挙げていたが、実に久々に、それも本来の彼の姿であるピュアなスプリントで勝ってみせた。
レース後に涙したフルーネウェーヘン
「残り9kmで落車しかけたのだけれど、みんなが僕を引き戻してくれた。特にアームングルンダール・ヤンセンはユンボ・ヴィスマ時代からのチームメートで、今日も僕のために全力を尽くしてくれた。1日通して風が強く、脚にもきていたのだけれど、スプリント勝負に挑むには十分な状態が整っていた」(フルーネウェーヘン)
フィニッシュ直後にはバイクから崩れ落ちるようにした泣いたフルーネウェーヘン。そこにはたくさんの思いが詰まっていた。なかなか大きなレースで勝てなかったこともそうだが、何より23カ月前の出来事が大きかったはずだ。ツール・ド・ポローニュで引き起こしたファビオ・ヤコブセン(クイックステップ・アルファヴィニル)との接触は、ヤコブセンに命の危機をもたらすほどのものだった。確かに危険走行で、犯罪者だと彼を強く非難する者まで現れた。
“被害者”のヤコブセンは、いまだにフルーネウェーヘンを許していない。このステージで5位に終わった後、自らの気持ちを素直に表現した。
「フルーネウェーヘンは尊敬すべきスプリンターだ。でもそれは過去の話。彼が犯した間違いによって、僕は彼に対する尊敬の念を失った。それが正常な人の心というものだと思う。祝福? 彼が勝ったところで僕は何も変わらないよ」(ファビオ・ヤコブセン)
命にかかわる事態だったのだ。2人の間に、さらには関係者の間に、遺恨が残り続けることは、もうどうしようもない。フルーネウェーヘンが事故後に9カ月の出場停止になったことを、処分が短いといまなお主張する人もいる。
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