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【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第1ステージ】4カ国にまたがる3週間の旅の始まり。デンマーク本来の姿である“雨”を味方につけたランパールトの頬をつたった涙
ツール・ド・フランス by 福光 俊介しかし、ふたを開けてみるとスタートラインについた全選手がほぼ同条件。レース開始約1時間半前に降り出した雨は、何なら各チーム一番手の選手が走り出す頃にピークだったのではないかと思える格好に。この時間帯に走ったマチュー・ファンデルプール(アルペシン・ドゥクーニンク)が一時的にトップに立ち、ログリッチも数秒差で何とかまとめたものの、結果的にステージ優勝には届かず。2日前のチームプレゼンテーションでは自国民の大歓声に涙したヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)もトップには立てなかった。
偶然か必然か、全体の64~66番出走にガンナ、ファンアールト、ポガチャルが“集結”。ウェットな路面にコーナーでタイヤを滑らせ落車する選手も出ている中、彼らは苦心しながらも好タイムをマークした。ガンナは中間計測こそ少し遅れを取ったが、得意のコース後半で加速。フィニッシュ時点で暫定トップに立つ。
惜しくも2位で第1ステージを終えたワウト・ファンアールト
続いてコースへ繰り出したファンアールトは、大会直前に痛めた膝の心配を吹き飛ばす走りでガンナのタイムを5秒更新。このステージで最も勝利に近いとされた現役世界王者を数分でホットシートから追いやった。次に走り出したポガチャルはファンアールトとの差を2秒にとどめ、3週間を見据えるうえでは上々の走り。
この時点で、「勝負あり」と見る向きも強かった。前述したように、有力どころが前半スタートに集中していたし、雨でウェットな路面コンディションも変わらないし...。でも、ロードレースというものは、最後の最後まで分からない。それは、2年前のツールで十二分に心得たはずなのだけれど...。
われわれにそんなことを思い出させてくれたのは、105番目に出走したイヴ・ランパールト(クイックステップ・アルファヴィニル)だった。6.7km地点に設定された中間計測こそトップから5秒差で目立たぬ存在だったが、多くの選手が慎重に走っていたコース後半を攻めに攻めた。その勢いは最後まで衰えることはなく、フィニッシュタイム15分17秒で走破。それまでトップだったファンアールトを5秒上回ってみせた。
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