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サイクル ロードレース コラム 2022年6月14日

【Cycle*2022 クリテリウム・デュ・ドーフィネ:レビュー】ツール前哨戦でユンボ・ヴィスマが全てに圧倒!ツール総合優勝を狙うログリッチ「僕ら2人のうちどちらか1人が勝てる」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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1位→6位(集団1位)→2位→2位と恐ろしいほどの安定性を誇ってきたファンアールトは、第5ステージで再び1位の座を取り戻す。2日目のミスを繰り返さず、4人の逃げ集団を残り100mで吸収した。この春のパリ〜ニース初日ではワンツースリーフィニッシュを、続くE3サクソバンククラシックではワンツーフィニッシュを共に祝ったクリストフ・ラポルトの後輪から発射されると、今度こそ間違いなくガッツポーズを突き上げた。

ツールではポイント賞を狙うワウト・ファンアールト

ツールではポイント賞を狙うワウト・ファンアールト

「逃げ吸収のためにチームが最後まで働いてくれたおかげで、僕は勝つことができた。チームメイト6人全員が僕のためだけに尽くしてくれたからこそ、この勝利を心から特別なものに感じる。みんなに感謝しているし、チームのことが誇らしい」(ファンアールト)

5日間レースを席巻してきたファンアールトとユンボ・ヴィスマは、6日目だけは勝負にあえて絡まなかった。マイヨ・ジョーヌとマイヨ・ヴェールを脅かさぬ6人の逃げを、「予定通りに」見逃した。おかげでヴァランタン・フェロンが人生初めてのワールドツアー勝利を手に入れ、3人目のフランス人ステージ優勝に大会開催国は沸き立った。

「この1週間ずっと集団先頭を突っ走ってきたから、少し静かに過ごしたかったんだ。すべてが予定通りに進んだ。明日からは新しいレースが始まる。そして僕らには、プリモシュがいる」(ファンアールト)

こう指名されたログリッチは、「例年とは違って勝つためにドーフィネに来たわけではない」と後に語りながらも、「チーム内にマイヨ・ジョーヌを留めおかねばならない」と奮闘した。第7ステージ、逃げのカルロス・ベローナが人生初勝利をつかみ取ったわずか13秒後に、単独2位で山頂へとたどり着くと、ワウトからジャージを引き継いだ。

しかもログラの独走態勢をお膳立てした「アシスト役」さえ、3位に飛び込むというおまけ付き。つまりヴィンゲゴーは、最終峠で大きく加速を切ると、ライバルたちを恐ろしいふるいにかけた。

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