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【ジロ・デ・イタリア2022 レースレポート:第10ステージ】エリトリアの若き才能ビニヤム・ギルマイが歴史的グランツール区間優勝「自分の成し遂げたことを本当に嬉しく思う」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかこんな4級峠で繰り広げられた名クライマーたちの共演を、食い止めたのがアンテルマルシェだった。休息日前日ブロックハウスで「最後の6人」に食い込んだピュアクライマー、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォが、ギルマイのために穴を埋めた。と同時に、前から30人ほどの場所で、集団がぱっくり割れる。ピュアスプリンターたちは後方に沈み、前で生き残れた俊足はギルマイとファンデルプールと、さらにはヴィンチェンツォ・アルバネーゼやファビオ・フェリーネだけ。あとは残り全員が……総合エースかそのアシストかクライマー!
マリア・ローザのフアン・ロペス
「今日はまるで総合争いの日みだいたった。こんなレース誰も予想していなかった。たとえピュアスプリンターが勝つ可能性は100%じゃなかったとしても、ファンデルプールのような選手がステージを争うだろうと考えていたから。でもチームメートのダリオ・カタルドから『最終盤は注意していけ』と言われていた。ものすごい集中力を要したし、とてつもなく難しかった。」(フアン・ロペス)
最終的にマリア・ローザを守ることになるフアン・ロペスはもちろん、先頭集団の内のあらゆる選手たちは、山頂からの下りでも極度に集中しなければならなかった。なにしろサイモン・イェーツやヴィンチェンツォ・ニバリがダウンヒル特攻に挑み、チームメイトのチッコーネも飛び出した。エマヌエル・ブッフマンが加速し、カラパスがカウンターアタックを打ち込み、ヒュー・カーシーも独走に持ち込もうと大胆な突進を見せた。
もはやアシストがいなくなったファンデルプールは、グランツール総合エースたちの攻撃を、何度も自ら回収した。残り5kmでは大胆に飛び出しさえした。
「独走態勢に持ち込もうと考えたんだ。自分ではいい飛び出しだったと思うけど、下りの勾配が緩すぎたし、1人で耐え切るのは難しかった」(ファンデルプール)
まるで爆竹のように次から次へと弾け飛んだアタックは、残り1.5kmでついに鎮火した。山頂通過時に4人を残し、この時点でもいまだギルマイの側に2選手がついていたアンテルマルシェが、最後の仕上げに乗り出した。ヤン・ヒルトが集団を制御し、発射台はポッツォヴィーヴォが務めた!
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