サイクルロードレースコラム 2022年5月16日

【ジロ・デ・イタリア2022 第9ステージ結果速報】難関山頂フィニッシュを制したのはジャイ・ヒンドレー、ロペスはマリア・ローザをキープ

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部

ポイント賞
１　アルノー・デマール（フランス／グルパマ・エフデジ）147 Pts
２　ビニヤム・ギルマイ（エリトリア／アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ）120 Pts
３　マーク・カヴェンディッシュ（イギリス／クイックステップ・アルファヴィニル）78 Pts

山岳賞
１　ディエゴ・ローザ（イタリア／エオーロ・コメタ）83 Pts
２　クーン・ボウマン（オランダ／ユンボ・ヴィスマ）69 Pts Pts
３　レナード・ケムナ（ドイツ／ボーラ・ハンスグローエ）43 Pts

ヤングライダー賞
１　フアン・ロペス（スペイン／トレック・セガフレード）in 37h 52' 01''
２　ジョアン・アルメイダ（ポルトガル／UAEチームエミレーツ）+ 00' 12''
３　テイメン・アレンスマン（オランダ／チームDSM）+ 01' 27''

チーム総合順位
１　ボーラ・ハンスグローエ（ドイツ）in 113h 39' 08''
２　バーレーン・ヴィクトリアス（バーレーン）+ 03' 21''
３　アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ（ベルギー）+ 05' 24''

第9ステージのリタイア
157 リュディガー・ゼーリッヒ（ドイツ／ロット・スーダル）

コースマップ

第10ステージ 5月17日（火）午後9:00 - 深夜1:15／J SPORTS 4
[区間] ペスカーラ > イェーズィ 196km（丘陵 ★★★☆☆）／残り100kmだけで獲得標高1760mのアップダウン

■コースの特徴
移動に費やすことなく、ようやく本物の休息日を過ごしたジロ一行が、アドリア海岸から静かに大会2週目を走り出す。幸いにもレース勘を取り戻すための時間もたっぷりある。なにしろスタートから約100kmは、ただひたすら、完全に平坦かつ直線の道を北上するだけなのだから。ただ強風に襲われないことだけを祈ろう。

ステージ後半は、うって変わって、なにやらクラシック風。道は内陸に切り込むと、3つの4級峠を含むアップダウンと細かいカーブを延々と繰り返す。残り100kmだけで獲得標高1760mということは……換算すればリエージュ〜バストーニュ〜リエージュと同じだけのアップダウンを行うことになる！

最後の上りは、フィニッシュ手前8.5kmの4級モンサーノ。ここで勝利への飛び出しが決まるだろうか。11％ゾーンはあるものの、登坂距離4.2km、平均勾配4.2％と、上り自体はそれほど厳しくはない。

ただし残り1.5kmまで続く下り坂には、ヘアピンカーブ1つを含む、いくつものコーナーが潜んでいる。いわゆるミラノ〜サンレモ風に、大胆なダウンヒルに挑む余地は、十分にある。