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サイクル ロードレース コラム 2022年5月12日

【ジロ・デ・イタリア2022 第5ステージ結果速報】大集団スプリントを制したのはデマール、区間通算6勝目、ニバリは今季限りで引退

サイクルNEWS by J SPORTS 編集部
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大集団スプリントを制したのはデマール

大集団スプリントを制したのはアルノー・デマール

カターニアからメッシーナまで174kmの平坦ステージ。アクチュアルスタートが切られると連日逃げに乗っているマッティア・バイス、フィリッポ・タリアーニ(共にドローンホッパー・アンドローニジョカトリ)に加えヤーコ・ハンニネン(AG2Rシトロエン)、アレッサンドロ・トネッリ(バルディアーニCSFファイザネ)、ミルコ・マエストリ(エオーロ・コメタ)の5人での先頭グループが形成された。

メイン集団はロット・スーダルやクイックステップ・アルファヴィニルが3〜4分のタイム差でコントロール、2級山岳ポルテッラ・マンドラッツィに入るとアルペシン・フェニックスとボーラ・ハンスグローエがペースアップをはかり、カレブ・ユアン(ロット・スーダル)、マーク・カヴェンディッシュ(クイックステップ・アルファヴィニル)、アルノー・デマール(グルパマ・エフデジ)がついていけなくなった。

カヴェンディッシュに対し5人のチームメートがサポートしたがユアンの上りについたアシストはリュディガー・ゼーリッヒだけだった。山頂を越えダウンヒルでデマールのグループは集団に追いつくことに成功したが2分遅れのカヴェンディッシュ、5分遅れのユアンは最終的に先頭から11分57秒遅れでステージを終えた。

強力スプリンターの置き去りに成功した区間優勝を狙うチームらがペースを落とさず残り距離66.3kmで先頭グループを吸収。ビニヤム・ギルマイ擁するアンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ、ジャコモ・ニッツォーロを勝たせたいイスラエル・プレミアテック、調子を上げてきたフェルナンド・ガビリアのUAEチームエミレーツがレースを進めていく。

ボーナスタイムポイントはジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ)が獲りに行く姿勢を見せた瞬間、ベン・スウィフト(イネオス・グレナディアーズ)がスプリントで1位通過の3秒を攫いとる。ラスト5kmになると鋭角コーナーが数回でてくるため、各チームは激しい位置取り争いをしながらメッシーナ市内へとなだれ込む。

コフィディスがペースを上げ道幅が狭くなるところで縦一列棒状に、先頭はボーラ・ハンスグローエに替わり上り基調駆け上がる。鋭角な最終コーナーを曲がるとグルパマ・エフデジがデマールと隊列を整えながら突き進み、後方からニッツォーロがロングスプリントを開始、背後にはガビリア。反対のラインからデマールも加速し先頭のままフィニッシュラインへ。今シーズン初勝利でジロ区間6勝目。

「ジロで勝つことができて本当に嬉しい。上りで遅れたけれどチームメートが素晴らしい働きでライバルたちを抑えてくれた」デマール、勝利後インタビュー

また、フィニッシュ後にヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナカザクスタン チーム)が「今シーズン限りでの引退」を表明、最後のジロになると生まれ故郷で世界中のファンに伝えた。偉大なるニバリはジロの総合優勝を2回、ツール・ド・フランス総合優勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝と全てのグランツールで総合優勝を果たしたメッシーナが誇る英雄である。

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