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サイクル ロードレース コラム 2021年10月16日

【ツール・ド・フランス2022 ルートプレゼンテーション】7月1日「ツール史上、最も遠く、最も北」で開幕!第5ステージには4年ぶりに《北の地獄》が登場

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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7日目からは、そんな覇権争いに、クライマーたちも参戦する。2012年の初登場以来、早くも6度目の登場となるラ・プランシュ・デ・ベルフィーユの激坂が、総合本命たちの脚を試しにかかる。しかも過去全5回はことごとく総合首位が入れ替わり、うち4回は山頂でマイヨ・ジョーヌを着ていた選手が、パリでも黄色い栄光をつかみとっている。絶対に失敗することはできない。今年のてっぺんは2年前にポガチャルが驚異の逆転劇を果たした場所ではなく、2019年大会同様に、さらに1.1km先へ上った場所。ピノ・ピノ・ピノの文字が踊る、全長7km、平均勾配8.7%、最大24%の「シューペール(スーパー)」バージョンだ。

ワクチン開発の祖ルイ・パスツールの生誕100年を祝い、生地ドールから第8ステージは走り出す。デンマーク、フランス、ベルギーに続き今大会4カ国目となるスイスへと入国すると、一行は国際オリンピック委員会の本拠地ローザンヌへ。2024年にパリ五輪を控えるフランスによる、単なる挨拶ステージでは終わらない。アップダウンコースの終盤には、12%の激坂も待ち構える。

そして、すでにお腹いっぱいになりそうほど変化と興奮に富んだ1週目は、アルプス山岳ステージで締めくくられる。UCI国際自転車競技連合のお膝下エーグルからシャテルまでの行程には、3つの山岳が組み込まれた。また正確には山頂フィニッシュではないものの、フランスでのラストは上り基調。待ちに待った休息日を控え、マイヨ・ジョーヌ争いもいよいよ本格化するはずだ。

アルプスから中央山塊を横切り、そしてピレネーへと向かう後半2週間も、クレイジーな雰囲気は続く。まるでアフター・コロナを謳歌するように、国境線を何度も越えたツールだが、この先はフランス国内のみに留まる。外には出ない代わりに、外からはどっと押し寄せるだろう。特にオランダ人の山アルプ・デュエズと、バスクのオタカムでは、辺り一面がオレンジ色に染まるに違いない!

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