人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2021年10月8日

【Cycle*2021 イル・ロンバルディア:プレビュー】豪華なメンバー集結!優勝大本命はプリモシュ・ログリッチ。名高いクライマーたちが今季最後の大一番へ挑む!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
  • Line

ワールドツアー最終戦だからこそ、UCI年間ランキングの行方も気になるところ。たとえば現在チームランキングは1位ドゥクーニンク・クイックステップと2位イネオス・グレナディアーズがかなりの僅差で競り合っている。世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップに、絶好調ジョアン・アルメイダ、昨夏のリベンジを誓うエヴェネプールと、豪華トリオで挑むウルフパックに対して、イネオスはアダム・イェーツをリーダーに擁する。

ちなみにバイクエクスチェンジのサイモンとは、2カ月ぶりの競演だ。今年とにかく強いバーレーン・ヴィクトリアスからも目が離せない。

肝心の個人ランキングはタデイ・ポガチャルが、初の年間首位に王手をかける。直前のミラノ〜トリノでも証明した通り、チームも本人も絶好調。もしも今大会で優勝すると、同一シーズンにツールと2つのモニュメントをを持ち帰ることになる。成功すればエディ・メルクス以来の快挙!

二バリとピノ

2018年大会でバトルした二バリとピノ

同一年ではないけれど、ヴィンチェンツォ・ニバリは現役では唯一、3大ツール+モニュメント2種類の栄光を誇る。来季6年ぶりに古巣アスタナへ帰還する前に、3度目のロンバルディアを取りに行くのも悪くない。もちろん今年トレック・セガフレードのチームメートにして、2年前の覇者バウケ・モレマも、揃ってスタートラインに並ぶ。

また3年前の覇者ティボー・ピノは、昨ツールでの負傷からの長く苦しいトンネルを抜け出したばかり。大好きなイタリアで、完全復活を印象づける走りがしたい。同じフランス人のバルデに関しては、所属チームが「ロマンに最高の成績を取らせるための布陣を組む」と宣言する。

つまりシーズンの終わりにとてつもなく豪華なメンバーが揃うが、やはり優勝大本命ナンバーワンは、プリモシュ・ログリッチなのだ。1週間前にジロ・デッレミーリャを、3日前にはミラノ〜トリノを勝ち取ったキレッキレの脚で、イル・ロンバルディアに乗り込んでくる。ただし本人が言う通り、あくまで「毎回ゼロからのスタート」。勝負のシナリオは、あらかじめ書かれているわけではない。

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ