人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2021年10月6日

【Cycle*2021 グラン・ピエモンテ:プレビュー】地元のレースに野心を燃やすフィリッポ・ガンナ。世界一の強脚で、凄まじいロングアタックを披露するか?

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
  • Line
前回大会はジョージ・ベネットが勝利した

前回大会はジョージ・ベネットが勝利した

しかしシーズンの終わりで、誰もが心身ともに疲弊している。特にパリ〜ルーベのわずか4日後に、250km超の泥んこ大戦を制したばかりのソンニ・コルブレッリは、大急ぎで体力を回復せねばならない。世界選前の秋ワンデーシリーズからルーベ経由で連戦続きなのはマッテオ・トレンティンやエドアルド・アッフィニだって同じ。2016年大会覇者のジャコモ・ニッツォーロに至っては、大雨のルーベを途中リタイアした翌日に、大雨のイタリアでコッパ・ベルノッキを走り切っている。それでも母国のセミクラシックに、こうしてこぞって駆けつけるのだ。

つまり最も身体的にフレッシュなイタリアンスプリンターは、エリア・ヴィヴィアーニということになる。9月中旬にチームの本拠地フランスでワンデー2連覇と、かつての脚を取り戻しつつある俊足は、6年ぶりの祖国のワンデー勝利で気持ちよくシーズンを締めくくれるか。

ちなみに平坦なコースプロフィールではあるけれど、前日同ピエモンテ地方で行われた上りフィニッシュ大戦ミラノ〜トリノを終えた流れで、クライマーやパンチャーたちもやって来る。選手によっては、2日後に控えるイル・ロンバルディアに向けた最終調整ともなる。

ただ1つ間違いないのは、ピエモンテの星フィリッポ・ガンナが、地元のレースに野心を燃やしていること。東京五輪トラック金メダリストにして世界選手権個人タイムトライアル2連覇の大チャンピオンは、フランドルでの世界選手権以来初めてレース現場にやって来る。残念ながらTTアルカンシェルのお披露目はまだ少し先になるけれど(予定では10月17日の仏クロノ・デ・ナシオン)、その世界一の強脚で、凄まじいロングアタックを披露する可能性は十分にある!

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ