人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【Cycle*2021 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース:レビュー】燃えるような脚と、冷静な頭脳。最後は本能が赴くままに自分の走りを貫いたアラフィリップ「たとえ負けたとしても、華やかな走りがしたい」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかそして残り17.4km。すでに走行距離は250kmを、走行時間は5時間半を超えていた。誰もが限界に達しつつある中で、またしてもアラフィリップがアタックを打った。この日6度目にして、最後の加速だった。ルーヴェン周回の中で、最も手強いシント・アントニウスベルヒで、強烈な一発は打ち下ろされた。
「後ろにセネシャルがいると分かっていたからこそ、僕は本気で全力をぶつけられた。1日中すごく調子が良かった。まだ1周残していたから、正直、あそこで1人になるとは思わなかったけどね」(アラフィリップ)
すべてを一瞬で突き放した。ポーレスが後を追いかけ始め、それぞれのチームエースからついに「君が勝負に行け」と託されたと言うストゥイヴェンとファンバーレも、すぐに反応した。7人のチームメート全員の途中棄権で最後は孤軍奮闘となったヴァルグレンも、慌てて追走に乗り出した。しかし4人の追走集団は、ストゥイヴェンとファンバーレがあくまでリーダー待ちの「ふり」を貫いたため、足並みが一向に揃わない。
ちなみに、この時点ですでに警戒選手をアラフィリップからファンアールトへと切り替えていたというコルブレッリは、2位争いの動きにさえ乗り遅れた。罠にはまったことに気付き、単独ブリッジを試みるも、リーダーからアシストへと転向したファンアールトやファンデルプールに阻まれた。ニッツォーロの牽引も虚しく、欧州チャンピオンは、メダル圏内から弾き飛ばされた。
ルーヴェンの市街地に描かれた15.5kmの周回コースを、アラフィリップは、完全に1人先頭で駆け抜けた。最終周回突入時にはわずか10秒しかなかったリードは、残す4つの上りを経て、着実に開いていった。
「できる限り早く走ろうと努力した。カーブではできる限り減速せずに、カーブからの立ち上がりはできる限り素早く加速した。効果的な走りに集中し続けた。最後は脚がひどく痛んだし、もうなにも考えられなくなった。ただ子供のことをだけを思った。それが僕に大きな力を与えてくれた」(アラフィリップ)
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
4月17日 午後7:45〜
-
4月21日 午後7:30〜
-
4月7日 午後6:05〜
-
Cycle*2024 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ
4月17日 午後11:55〜
-
Cycle*2024 リエージュ~バストーニュ~リエージュ ファム
4月21日 午後11:55〜
-
3月31日 午後4:55〜
-
J SPORTSオンラインショップ インフォメーション #1
4月19日 午後5:30〜
-
Cycle*2024 月チャリ~#jspocycle NEWS~ (04/22)
4月22日 午後7:00〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!