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【Cycle*2021 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース:レビュー】燃えるような脚と、冷静な頭脳。最後は本能が赴くままに自分の走りを貫いたアラフィリップ「たとえ負けたとしても、華やかな走りがしたい」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか無料動画
【ハイライト】UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース|Cycle*2021
自転車熱狂の地フランドルに100万のファンが詰めかけ、歓声のトンネルの中を、選手たちは走り抜けた。国民の期待を両肩に背負った大本命ワウト・ファンアールトも、ベルギー代表も、母国に栄光をもたらせなかった。100年目の世界一決定戦は、ジュリアン・アラフィリップの2年連続優勝で幕を閉じた。あくまで攻めの姿勢を貫き、大小6度の加速で、虹をつかみとった。
「新たなレインボージャージを手に入れたことを、心の底から実感するためには、少し時間が必要だ。だって僕は強いフランス代表と共に、美しいレースを作ることを楽しんだだけ。僕は単純に、勝負に勝っただけなんだから」(アラフィリップ)
カウンターをゼロに戻し、他の新しいなにかを追い求めるためにやって来た。つまり世界チャンピオン自身は、タイトルを「守る」ために走ったわけではない。だからプレッシャーもなかった。それはフランス代表にとっても同じ。1年前のアラフィリップの戴冠は、代表監督トマ・ヴォクレールにとっては解放だったからだ。だからより自由に策を練り上げた。少々クレイジーすぎるほどの戦略だった。
スタート直後に出来上がった8人の逃げの背後で、まずはアントニー・テュルジスが揺さぶりをかけた。さらに続けてブノワ・コスヌフロワがアタックを打つ。フランドリアン周回の1周目の、1つ目の坂道で。フィニッシュまでいまだ180kmも残っていたというのに!
ちなみに後にヴォクレールが明かしたプランによると、本来は残り200km前後の、ルーヴァン周回1周目で動く予定だった。ただ特攻隊長レミ・カヴァニャのメカトラで、機会はずれ込んだのだとか。
直前の欧州選手権で3位に食い込んだ絶好調コスヌフロワの加速には、同大会2位レムコ・エヴェネプールとブエルタ区間3勝マグナス・コルトが素早く飛び乗った。優勝大本命ファンアールトの強すぎるアシストと、5人エースというとてつもない体制を組んできたデンマークエースの1人が反応したことで、その後も合流の動きが相次いた。最終的には15人の集団が形成された。「パンチャーとスプリンターは必ず一組で逃げること」の指示通り、フランスからはアルノー・デマールも滑り込んだ。ベルギーやデンマーク、さらにスロベニアも同じく2人ずつ、オランダやノルウェーもきっちり人員を配置する。
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