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サイクル ロードレース コラム 2021年9月21日

【Cycle*2021 UCI世界選手権大会 男子エリート 個人TT:レビュー】トップガンナが2年連続アルカンシェル獲得!ベルギー勢の追随に「彼らの存在が、僕を限界まで追い詰めた」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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「地元で優勝できていたら、2人にとっては、きっと素晴らしいことだったに違いないんだ。でも僕だって本気で勝ちたかった。彼らにはお礼を言いたい。彼らの存在が、僕を限界まで追い詰めた。彼らがいたからこそ、僕はこの結果を手にすることができた」(ガンナ)

2年連続で、ファンアールトは、表彰台の上から2番目の場所に収まった。ついでに言うと昨世界選手権ロードレースも銀、五輪ロードレースも銀。

「これほどの僅差で2位というのは、少し残念だ。しかも、また、銀メダル。また1つ増えた。決して愉快ではないね」(ファンアールト)

しかし持久力も瞬発力も登坂力も兼ね備えるジェネラリストが、世界一のピュアスペシャリスト相手に負けただけ。むしろ3位エヴェネプール(43秒34差)と揃って、ファンアールトは自らの好調さを改めて証明した。次の日曜日……ロードレースでは、間違いなく金メダル大本命だ。

ガンナの世界選手権は早くも終了したが、同僚のメダル獲得を喜ぶ4位アスグリーンや、フラストレーションが隠しきれない5位キュンクもまた、多くの選手たち同様、目標をロードレースへと切り替えた。

6位トニー・マルティンだけは、次の日曜日を、一般人として迎える。2003年ジュニア時代から数えて通算15回目の世界選手権個人タイムトライアルは、人生最後の孤独な戦いでもあった。史上最多タイの優勝4回、表彰台3回と輝かしい一時代を築き上げた36歳は、22日水曜日の男女ミックスリレーを最後に、15年間のプロ人生に幕を降ろす。

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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