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【Cycle*2021 エシュボルン=フランクフルト:レビュー】グランツール区間通算3勝のヤスパー・フィリプセンが初出場にして栄冠掴む「チームが一体となり支えてくれた」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかもちろんビッグネームの攻撃に、多くの強豪も飛び乗った。ディラン・トゥーンスにジャンルーカ・ブランビッラは、得意のパンチ力でスピードを上げた。サム・オーメンは、上れる俊足マイク・テウニッセンを連れて追い付いてきた。イスラエルとコフィディスも、大きなグループが遠ざかっていくのを察知すると、それぞれ上りに強いベン・ヘルマンスとサイモン・ゲシュケを送り出した。もちろんアルペシンも、ルイス・フェルファークをきっちり滑り込ませた。
スプリンター本人や、スプリンターのチームメートが揃った小集団は、逃げの残党を回収しつつ、最終的に16人にまで膨れ上がった。後方にすぐさま40秒ほどの差を押し付けた。乗り遅れたUAEが追走の責任を負った。ロット・スーダル、ボーラも、繰り返し前を引いた。
幸か不幸か、エシュボルン=フランクフルトの最後の上りは、残り45kmで終了する。自ずとタイム差は縮まっていった。さらに残り30kmで、道が完全に平坦になると、大部分の選手は吸収された。この夏ツール・ド・ランでプロ初優勝を手に入れ、直前のドイッチュラントツアーでは新人ジャージを持ち帰った絶好調23歳ゲオルク・ツィマーマンと、レース前半山岳ポイント収集に勤しんだガスプロム・ルスヴェロの同僚シモーネ・ヴェラスコに代わって、後半16人のグループ形成に果敢に動いたやはり23歳クリスティアン・スカローニだけが、最終周回コースに入っても抵抗を続けた。
しかし残り9km、すべての逃げは捕獲された。予定通り、6大会連続の集団スプリントフィニッシュへと、一行は突き進んだ。
すでにスタート直後から披露してきた通り、バイクエクスチェンジが攻めの姿勢を示した。7人全員で隊列を走らせた。ひたすら制御に徹してきたUAEチームエミレーツも、やはりトレインで前方へ競り上がった。コフィディスやボーラも激しい場所取りバトルを繰り広げた。
肝心のフィリプセンは、残り約2km、ただアレクサンダー・クリーガーに引かれてするする前へと浮上した。2度の鋭角カーブを巧みにこなし、混雑する最終ストレートでも最前線を突っ走った。地元ドイツの期待を背負うジョン・デゲンコルプが、真っ先にスプリントを仕掛けると、フィリプセンはすかさず後輪へと飛び乗った。あとは残り100mで、勝利へ向けて、最後の加速を切るだけでよかった。
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