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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第14ステージ】ツールの表彰台男が新天地で遂にブエルタ区間勝利!ロマン・バルデ「良いレースをすることだけを考えた」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか残された選手たちは、共闘して前を追いかける代わりに、壮大なる警戒合戦に突入した。誰もがバルデを危険視するあまり、スピードが上がらず、時に膠着状態に陥ったほど。離合集散が繰り広げられた。バルデ本人も2度加速を仕掛け、他を蹴散らすも、いつの間にかライバルたちは追い付いてきた。前でチームメートが逃げていたクレモン・シャンプッサンに言わせれば、「協力体制がなくなってこちらには好都合だった」。
この長くアップダウンの多い谷間には、たくさんのアクシデントも散りばめられていた。たとえばホームズは、後輪のパンクで先頭から脱落した。10kmほど追走集団で甘んじたあと、再び力づくで前へと飛び立つも、どうやらエネルギーを消耗しすぎた。残り26km、プロドムの強烈な加速で、あえなく振り払われた。ナバーロと、残り30kmでやはりブリッジを成功させたセップ・ファンマルクは、プロドムの加速には耐えた。しかし残り24kmのダウンヒル中に、カーブを曲がりそこねて転倒。また追走組のジャイ・ヴァインは、チームカーからの補給中に激しく地面へと転がり落ちた。
この4人は、不遇を乗り越えて、バルデ集団へと戻ってくる。そもそもデマールさえ、残り42kmの中間ポイントで4位通過13ポイントを手にした後、姿が見えなくなっていたというのに……最終登坂直前に同集団に追い付いている。その後のデマールは最終峠をたった1人で登り切った。ぎりぎりメイン集団に回収されることなく、「山道の観客に感銘」を受けながら、区間15位に滑り込んだ。ここでも1ポイント収集。ただ緑ジャージ争いの順位は7位と変わらず、首位とのポイント差は相変わらず112pと大きい。
プロドムは後続バルデ集団に約1分15秒差をつけ、14.5kmの最終登坂に突入した。新たに抜け駆けしてきた3人から、アンドレイ・ツェイツが単独で追走へと乗り出していた。
残り12km、バルデは3度目の加速に踏み切る。ヘスス・エラダは後輪に張り付き、シャンプッサンも飛び乗った。MTB金メダリストのトーマス・ピドコックやズイフトアカデミー王者ヴァインもついてきた。しばらく睨み合っているうちに、またしてもホームズやライアン・ギボンズ、ケヴィン・ゲニエッツに合流された。誰もがきょろきょろと周りを見回すばかりで、スピードはまるで上がらなかった。
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