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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第14ステージ】ツールの表彰台男が新天地で遂にブエルタ区間勝利!ロマン・バルデ「良いレースをすることだけを考えた」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかコースの真ん中過ぎに立ちはだる激坂で、戦いは勃発しなかった。1級コリャド・デ・バリェステロスの全長2.8km、平均14%の山道を、選手たちはひたすら淡々と上った。坂道の終わりでは、流石に逃げ集団からピュアスプリンターのアルノー・デマール等々は滑り落ちたけれど……その後の下りで、難なく逃げの仲間に追い付いている。
まるで壁のような登りで、もしも特筆すべきことがあるとしたら、山頂をバルデが先頭通過したこと。2年前のツール・ド・フランス山岳賞は、この時点で、青玉ダミアーノ・カルーゾを山岳ポイントで逆転する。最終的には今区間登場した3つの山岳すべてを1位で駆け上がった。ステージの終わりには、19ポイントのリードで、生まれて初めてのブエルタ山岳ジャージを身にまとうことになる。
笑顔でフィニッシュするロマン・バルデ
「逃げ出した後、まずは山岳ポイント収集に集中した。たとえ区間を勝てなくても、山岳ジャージは取れると考えていた。だから最初からステージ優勝だけにこだわっていたわけじゃないんだ」(バルデ)
はるか後方のメインプロトンでも、ユンボ・ヴィスマが主導権を握ったことと、細い山道の入り口で少々渋滞した以外は、なんの動きも見られなかった。目を疑うような激坂であろうとも、フィニッシュまで65km近くも残して、メインプロトンに加速する理由などなかった。そもそも総合首位オドクリスティアン・エイキングにとっては、逃げがあらゆるボーナスタイムを潰してくれたほうが都合がよく、両集団の距離ははさらに拡大していく。最終的にタイム差は14分20秒にまで達した。
おかげで逃げ切りを確信した前方の18人は、フィニッシュまで50kmを残して、早くも壮大なる区間争いへと突入する。
真っ先に仕掛けたのはマシュー・ホームズだった。昨年1月、ダウンアンダーのウィランガヒルで、リッチー・ポートの7連覇を阻止した山岳巧者が飛び出すと、元アルベルト・コンタドールの補佐役ダニエル・ナバーロと自称「平地生まれのクライマー」ニコラ・プリュドムがすぐさま後に続いた。
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