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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第11ステージ】ログラが激坂フィニッシュで全ライバルを圧倒!マスとの一騎打ち制し「僕のほうがほんのちょっと強かった」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか窓からレースを見る子ども
総合でその次に近いミゲルアンヘル・ロペスが5秒差の区間3位に、さらにその次のジャック・ヘイグが7秒差の区間4位に飛び込んだ。やはり7秒差でアダム・イェーツ、ロマン・バルデ、フェリックス・グロスシャートナー、アレクサンドル・ウラソフが続き、エガン・ベルナルは11秒差と、また少しだけタイムを失った。
肝心の総合首位エイキングもまた、11秒差の区間10位でフィニッシュラインを越えた。1日中マイヨ・ロホを監視し続けた総合2位ギヨーム・マルタンも、同タイム区間11位で走り終えた。2人のタイム差は58秒のまま、一切の変化はなかった。
「僕にとって最大のジャージライバルはログリッチとマルタンだった。タイムを失いたくなかったから、とにかく2人から離れなかった。最後の数メートルでマルタンを追い越して、トップ10に滑り込んだんだ。満足しているし、本当に素晴らしい1日だった」(エイキング)
ちなみに激坂の途中で肩をぶつけ合ったログラとマスは、フィニッシュ後に声を掛け合い、笑顔で和解している。この件に関するマスのコメントは、極めて爽やかだ。
「あれは単なるレース中の事故。向こうは僕が上がってくるのが見えなかっただけだし、僕の方もブレーキをかけられなかった。フィニッシュ後に僕は彼に声をかけたし、彼も謝罪してきた。僕らの関係は良好だよ」(マス)
チーム一丸となりタイム差制御に励んだマイケル・マシューズは、23位と悔しい結果で終えた。
また同じような脚質のアレクサンデル・アランブルは、前日ログリッチが転んだのと同じ下り坂で落車し、膝を4針縫う怪我。この日はスタートを切らなかった。区間2勝、ポイント賞2位のヤスパー・フィリプセンは発熱で不出走だった。3週間の戦いも折り返し地点に差し掛かり、184人で走り始めたプロトンは、168人に数を減らした。
文:宮本あさか
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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