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サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか2度目のアタックは残り7km。今回のイェーツは、後輪に総合6位ベルナルを連れていた。ログリッチ、マス、ロペスは難なく飛び乗った。ただ同僚を幾度も振り返りつつ、先頭を延々と引くイェーツを、ライバル3人は背後でひたすら眺めるだけ。そのうちバーレーンの総合7位ジャック・ヘイグが同僚ジーノ・マーダー含む上位勢を引き連れ追い付いてきた。すかさずリチャル・カラパスがカウンターアタックを仕掛け、イネオスは主導権を離すまいと努力するが、またしてもロペスが企てを握りつぶした。
そのままロペスとクスが集団コントロールに回った。クライスヴァイクもきっちり追い付いき、ログリッチに最後のボトルを手渡した。おかげでマイヨ・ロホは、最後のひと仕事の前に、火照った体を冷却することが出来た。
イェーツの3度目の飛び出しは、たしかに破壊的だった。残り5km、レースオートバイの後流を利用してスピードに乗ったし、クスにはもはや対応しきれなかった。しかしロペスが冷静に速度を上げると、マスをきっちり前へ運んで行く。それどころか残り4.1km、マスが鮮やかな加速を切った。マイヨ・ロホだけが、行動をともにした。イエーツはもはやしがみつけなかったし、ベルナルはなにもできなかった。イネオスのエース2人が沈んでいく一方で、マスとログリッチは、一時的に共闘体制さえ組んだ。
エンリク・マスとログリッチ
「ミゲルアンヘルが素晴らしい仕事をした。あらゆる動きに対処してくれた。だから僕自身は、他の選手からタイム差を開かなきゃならなかった。ログリッチを重石のようには感じなかったよ。僕ら2人共、全力だった。たしかに僕の牽引の方が強かったかもしれない。でも彼は総合首位で、僕を引っ張る必要なんかなかったはずなんだ。それでも協力してくれた」(マス)
しかもロペスが、3度の攻撃を実らせられなかったイェーツを、葛藤の中に突き落とした。マスとログリッチの背後で、イェーツとヘイグを従えて淡々とペダルを回していたコロンビア人は、ベルナルが背後から追い付てくるやいなや追走の責任をイェーツに押し付けた。ジロ覇者が同僚の刻むテンポからずり落ちると、ロペスはまたしても素早く先頭に立ち、イェーツとヘイグを連れて前へと立ち去る。執念でベルナルが再び追い付くと、やはりロペスは巧みにイェーツを働かせるのだった。
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