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【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第6ステージ】誰もが驚嘆させられる強さを証明したマグナス・コルトをログリッチも称賛「彼こそ勝利に値する」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか「ナーバスな1日だったから、僕らは集中し続けなきゃならなかった。それでも僕はしっかりと味わったし、楽しんだよ」(エリッソンド)
もちろん158.3kmの短距離走では、そうそうのんびりもしていられない。真っ先にしびれを切らしたのはバイクエクスチェンジだ。逃げが決まってからわずか25kmほど先で、大集団スプリントからアルデンヌクラシックまでこなすマイケル・マシューズのために、集団前方で牽引を開始。道の果ての全長1.9km、平均勾配9.1%という超激勾配へ向けて、急速に距離を縮めていく。
しかも本日のアトラクションは、それだけではなかった。なにしろ残り約60kmで、道は海岸線へと入る。激坂突入前には海辺の小さな周回コースも2回こなさねばならない。いくつもの曲がり角と、5度の方向転換、さらに田んぼの真ん中を突き進む極細道のおまけつき。だから風の高まりを感じて……あらゆるチームが一斉に前方へと競り上がった!
総合系チームも、区間狙いのチームも、入れ代わり立ち代わり最前列を奪い合う。プロトンは時に蛇行し、一列棒状になり、いつしか後方から脱落者が生まれ始めた。真っ先に千切れたのは、バルデやミケル・ニエベ、ウルスシュミット等々、前日の集団落車の犠牲者だった。
集団を牽引するモビスター
被害はさらに拡大する。特に残り33km、イネオス・グレナディアーズが凄まじい加速を切った。地理や風土を熟知しているはずの地元チーム、モビスターも先頭へずらり並び、もちろんユンボ・ヴィスマも安全確保に走る。すると、たまらず前から30番目くらいで、亀裂が生じた。ひときわ体の小さいマイヨ・ロホのエリッソンドは、あっという間に後方へ吹き飛ばされた。長身で痩身の昨大会総合3位ヒュー・カーシーもまた、罠にはまった。
幸か不幸か、イネオスのトリプルエース格の1人、アダム・イェーツも後方に取り残された。英国チームは減速を選び、数キロ先で、脱落者たちの大半はメイン集団へと復帰した。ちなみに2周回目にも、同じような試みが、今度はモビスターやドゥクーニンク・クイックステップの主導で行われた。またしてもカーシーは後方に脱落し、やはりチームメートたちの奮闘で、2度目もなんとか復帰を成功させた。
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