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サイクル ロードレース コラム 2021年8月19日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第5ステージ】ヤスパー・フィリプセンが豪快に区間2勝目をもぎ取った!「前回よりさらに美しい勝利だ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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仲間と勝利を喜ぶフィリプセン(左)

仲間と勝利を喜ぶフィリプセン(左)

ぴりぴりした1日の終わりに。期待通りの大集団スプリントで、ヤスパー・フィリプセンが豪快に区間2勝目をもぎ取った。一方で恐れられていた横風分断は起こらなかった。しかし緊迫したせめぎ合いの中で、巨大な集団落車がレイン・タラマエからマイヨ・ロホをむしりとった。2日前に共に逃げたケニー・エリッソンドが、決して望んではいなかった形で、新たに総合首位の座に立った。

「最高だね。昨日は思い通りのスプリントができずがっかりしたけど、今日の勝利で、新たなページをめくることができた。チームと共にこの瞬間を楽しみたい」(フィリプセン)

今大会3つ目の平坦ステージも、これまでの2つとほぼ同じパターンで幕を開けた。つまりスタートフラッグが振り降ろされると同時に、3人が飛び出して行く。もちろん全員が地元スペインの招待チームだ。すなわちブルゴスBHのペラヨ・サンチェス、エウスカルテル・エウスカディのシャビエル・アスパレン、そしてカハルラル・セグロスRGAのオイエル・ラスカノ。前日第4ステージはうっかり乗り遅れたカハルラルも、この日は無事に最前線で存在感を見せつけた。

その前日の最終盤に落車で少々ひやりとさせながらも、無事にマイヨ・ロホを守り切ったタラマエは、「リラックスした時間を過ごしたいな」とスタート前に願っていた。だからこそアンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオの仲間たちは、穏やかに集団制御を行った。序盤50kmをゆっくりと走り、逃げ集団には7分のタイム差を与えた。

そこから先はスプリンターチームが自発的に作業を分担した。なにしろフィリプセン曰く「今ブエルタでおそらく最もフラットなステージ」なのだ。すでにフィリプセンとファビオ・ヤコブセンとでスプリント1勝ずつ手にしたアルペシン・フェニックスとドゥクーニンク・クイックステップ、さらに今度こそアルノー・デマールを勝たせたいグルパマ・エフデジが、それぞれ1人ずつ最前線に牽引役を送り出した。

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