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サイクル ロードレース コラム 2021年8月15日

【ブエルタ・ア・エスパーニャ2021 レースレポート:第1ステージ】東京五輪・個人TT金メダリストが開幕ステージ制覇!大会3連覇を目指すログリッチ「いまだ初日を終えただけ」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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Cycle*2021 ブエルタ・ア・エスパーニャ 第1ステージ

ゴールドに光り輝く栄光を、素早く赤色に上書きした。7月28日に東京五輪・個人タイムトライアルで金メダルを手にしたプリモシュ・ログリッチが、わずか2週間半後のスペインで、トップタイムを叩き出した。全長7.1kmの個人タイムトライアルを8分32秒98で駆け抜けると、184選手の頂点に立った。

プリモシュ・ログリッチ

プリモシュ・ログリッチ

「クレイジーだね。今日の結果にハッピーだし、満足してる。好調であることの証だし、素晴らしい1日になった」(ログリッチ)

南欧全体を襲う熱波の中で、今ブエルタ最初の順列がついた。着工800周年を祝うブルゴス大聖堂の、荘厳な正門階段から、誰もが孤独にストップウォッチとの戦いへと走り出していく。

真っ先に好タイムを記録したのが、イネオス・グレナディアーズのトップバッターとして登場したアダム・イェーツだ。全体の22番でスタートし、コース前半2.5kmの3級登坂を猛スピードで駆け上がると、フィニッシュでは8分52秒08の暫定首位に立つ。残念ながらイネオス2番出走のディラン・ファンバーレに9秒リードされ、あっさり首位転落してしまうものの……最終的には区間16位(ファンバーレは6位11秒差)。前哨戦ブエルタ・ア・ブルゴスでの落車で、背中に不安を抱えていたが、「自分の全力を尽くすことができた。良いスタート」と胸をなでおろす。

一方、3級峠からの下りをありったけのスピードで攻めたのが、アレクサンデル・アランブルだった。フィニッシュ頂上の中間計測ではイェーツから2秒、ファンバーレから1秒遅れながら、フィニッシュではトップタイムを5秒塗り替えた。ツール・ド・フランスの最終日シャンゼリゼで8位に入って以来、ほぼ4週間ぶりのレースで「自分の調子に確信はなかった」とは言うものの、82番スタートのスペイン人スプリンターはそこから約1時間40分に渡ってホットシートを温めることになる。

つまり幾人もの個人タイムトライアル巧者たちの初日マイヨ・ロホの野望を、アランブルは握り潰した。スロベニア国内TT王者に3度上り詰めたヤン・トラトニク(3位8秒差)も、トラックで数々のタイトルを手にしてきたトム・スクーリー(4位10秒差)やチェコ国内TT3度優勝ヨセフ・チェルニー(5位10秒差)も、アメリカTTチャンピオンジャージを身にまとうローソン・クラドック(8位13秒差)をも退けた。

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