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サイクル ロードレース コラム 2021年7月28日

【Cycle*2021 クラシカ・サンセバスティアン:プレビュー】激坂を乗りこなし、全速力で下った先で「大きなベレー帽」を手にするのは誰か

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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つまり脚自慢のパンチャーたちによる熾烈な加速合戦で、いっそう刺激的になった近年のクラシカ・サンセバスティアンだけれど、決して変わらない原則がある。それは「下り切った先でフィニッシュ」ということ。

たとえムルギル・トントラを先頭で駆け上ったとしても、頂上からフィニッシュまでの8.5kmを、極めて上手くこなさねばならない。だからこそ勝者リストには数々の下り巧者の名が並ぶ。ルイスレオン・サンチェス、アレハンドロ・バルベルデ、ジュリアン・アラフィリップ、トニー・ガロパン……。今ツールで「下りフィニッシュのほうが自分向き」と自覚したバウケ・モレマは、2016年に、この下りで独走態勢に持ち込んだ。かつて下りで世界王座を勝ち取ったミハウ・クフィアトコフスキも、2014年大会、上りでの遅れを下りで埋め、そのまま優勝をさらい取っている。

激坂を乗りこなし、全速力で下った先で、大会名物「大きなベレー帽」を手にするのは誰か。ルイスレオン・サンチェス、アラフィリップ、ガロパン等々、欧州で夏を過ごした元王者たちはもちろん、ツールから東京経由でバスクに乗り込む予定の名前もちらほら聞こえてくる。モレマ、ダニエル・マーティン、ウィルコ・ケルデルマン、ジュリオ・チッコーネ……。だって自転車選手にとって夏はこれからが本番なのだ!

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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