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【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第17ステージ】最難関フィニッシュでポガチャル擁するUAEが強さを証明。マイヨ・ジョーヌ「僕はひたすら祈るだけ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかその2つ目の上りでは、今度は先頭集団が大きく動いた。すでに3人が脱落し、前方はゴドン、テュルジス、ぺレスのフレンチトリオだけになっていた。そして山頂まで約6km。地元の誇りを胸に、ぺレスが渾身のアタックを打つ。
「実家の近くからスタートしたステージで、なにもしないわけにはいかなかった。絶対に上手くやりたかった。普段の練習ルートだったし、たくさんの応援の声をかけてもらえた。アタッカーとして、ヴァル・ルーロン・アゼでは攻撃に転じたよ。あまりに力を込めたものだから、山頂では、もはや脚はガクガクだった」(ぺレス)
だからダウンヒル中はあえて体力回復に充てた。後ろから一旦ゴドンが追いついてきたが、おかげでむしろ休憩できた。残り16km、最終山岳ポルテ峠の麓で、ぺレスは脚の調子が戻ってきたことを実感する。後続メイン集団とのリードはいまだ4分残っていた。「総合勢がステージを獲りに来なければ、行けるかもしれない」と、素直に考えた。
ひまわり畑
しかし、背後では、UAEがさらにテンポを上げていた。残り13.5kmで再びゴドンを振り払い、ぺレスは独走態勢に持ち込むも、タイム差は急速に縮まっていくばかり。命がけの闘争は、山頂まで8.5kmで終わりを告げる。革命は成功しなかった。王侯たちの直接対決に、止めを刺された。
「最高の一日だったかって?うん、最高に厳しい一日だったよ。でも最高に美しい一日でもあった。7月14日に先頭を走り続けられるなんて、とてつもなく素敵な事だった」(ペレス)
ステージ序盤から区間勝利目指して仕事を続けてきたUAEにとっては、仕上げの時がやって来た。10%越えの激勾配が続くポルテ峠の序盤では、ダヴィデ・フォルモロとブランドン・マクナルティが順番に先頭牽引を行い、集団を少しずつ小さく削っていく。さらに残り13kmからは、ラファウ・マイカが強烈なテンポを刻んだ。22歳のポガチャルが心から信頼する31歳ベテラン山岳最終アシストは、どうやら第13ステージの落車から完全に復活したようだ。なにしろ元コンタドールの山岳護衛が引き始めた途端に、総合8位エンリク・マスと9位ギヨーム・マルタンは吹き飛ばされた。7位アレクセイ・ルツェンコもついには脱落していく。
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