人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第13ステージ】偉大なる「カニバル」の記録に並ぶ歓喜の勝利!カヴェンディッシュ「苦しんで手に入れた1勝であり、思い出深い1勝だ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか前と後ろを回収し、大きな塊となった集団から、監視の目をかいくぐりカンタン・パシェが抜け出したことも。一時は1分半ほどの差をつけるも、残り19km、やはりドゥクーニンクが希望を握りつぶした。
合流と同時にイネオス・グレナディアーズが、風に乗って加速分断を企みた。コルブレッリやを全地形型ワウト・ファンアールトを筆頭に、多くの選手が賭けに飛び乗った。すでにたっぷり働いたアラフィリップは、あっというまに後方へと吹っ飛ばされたが、幸いにもカヴェンディッシュの脇にはいまだ4人の仲間が残っていた。そもそも「北クラシック精鋭軍」はこの程度の風にはびくともしなかった。ちなみに黄色ポガチャルは「脚が良く回って楽しかった」そうだし、赤玉ナイロ・キンタナは「明日の山岳ポイント収集に向けて体力温存」と割り切りさっさと脱落していった。
フラムルージュを3人のアシストの背後で潜り抜けたカヴにとって、今ステージ一番の危機は、残り600mで訪れた。左カーブを抜けた直後に、発射台モルコフの後輪を、マシューズとナセル・ブアニに奪われてしまったのだ。
メルクスの記録に並んだカヴェンディッシュ
「スプリント中は誰もが僕を押しのけようとしているのが分かった。僕はモルコフについていこうとしたけど、後輪を一瞬失ってしまったんだ。前輪が滑って、パンクしたのかと思ったよ」(カヴェンディッシュ)
しかしウルフパックの最後から3番目の男が、カオスを作り出す。自らもスプリンターであるダヴィデ・バッレリーニが、「2%くらいの軽い上り坂(byカヴ)」で大胆に前方へと飛び出していったものだから、ライバルたちは大慌て。数人が必死で穴を埋めに走り、なによりイバン・ガルシアが強烈に後を追いかけると、カヴへの警戒が一瞬薄れた。
その隙に、マイヨ・ヴェールは、自分のいるべき場所に収まった。あとは驚異的な速さで駆け上がっていくモルコフについていくだけ。いつもの後輪から、記録に向けてスプリントを切るだけ。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第6ステージ
3月23日 午後10:30〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第5ステージ
3月22日 午後11:55〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第4ステージ
3月21日 午後11:00〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第7ステージ
3月24日 午後8:25〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第3ステージ
3月20日 午後11:00〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第2ステージ
3月19日 午後11:00〜
-
Cycle*2024 月チャリ~#jspocycle NEWS~ (03/25)
3月25日 午後7:00〜
-
3月16日 午後9:30〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!