人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サイクル ロードレース コラム 2021年7月9日

【ツール・ド・フランス2021 第12ステージ結果速報】積極的にアタックを仕掛けたニルス・ポリッツがラスト12kmを独走しグランツール初区間優勝!

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
  • Line
フィニッシュラインで喜びのガッツポーズをみせたニルス・ポリッツ

フィニッシュラインで喜びのガッツポーズをみせたニルス・ポリッツ

サン=ポール=トロワ=シャトーからニームへと向かう159.4kmの平坦ステージ、追い風の中でアクチュアルスタートが切られるとアタックの速度で集団は加速、すぐにダヴィデ・フォルモロ(UAEチームエミレーツ)ら20人の選手が後方に取り残された。横風分断のための高速巡航は続き集団は4つに分断されたが、方角が変わり市内に入ると第2グループは追いつくことができた。

先頭グループでは ブノワ・コスヌフロワ(AG2Rシトロエンチーム)のアタックを皮切りに飛び出す選手が続き、一度吸収されるもエドワード・トゥーンス(トレック・セガフレード)とコナー・スウィフト(アルケア・サムシック)の抜け出しにニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)、ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が続き、シュテファン・キュング(グルパマFDJ)ら13人での先頭グループが形成され、メイン集団はそれを容認した。

メイン集団に約12分の差をつけてポリッツが3級山岳を先頭、残り距離50kmでポリッツとスウィフトが抜け出すもルカ・メズゲッツ(チーム バイクエクスチェンジ)が追いつき5kmほど進んだところで吸収された。アラフィリップのアタックは吸収され、ハリー・スウェニー(ロット・スーダル)の抜け出しはキュング、ポリッツ、イマノル・エルビティ(MOV)が続き、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(チーム トタルエネルジーズ)、アンドレ・グライペル(イスラエル・スタートアップネイション)らの強力なスプリンターらを置き去りにした。

先頭4人は労を惜しまずチームタイムトライアルのごとく協調しフィニッシュ地へと急ぐ。メイン集団では横風を警戒しイネオス グレナディアーズが先頭でペースを上げるとマイヨ・ジョーヌのタデイ・ポガチャル擁するUAEチームエミレーツも牽引に参加。中間スプリントポイントもポリッツが先頭通過し、ラスト14.5kmのスウェニーのアタックでキュングはついていくことができなかった。

残り距離12km、ポリッツのアタックにスウェニーとエルビティは反応できず。ポリッツはそのまま速度を緩めず走りきり、ハートマークと天に指を示しガッツポーズでフィニッシュラインを越えた。連日果敢にアタックし挑戦し続けたポリッツはキャリア2勝目、グランツール初区間優勝、歓喜の涙でチームに今大会1勝目をもたらした。

31秒後にエルビティ、スウェニーが、悔しさを滲ませたキュングは1分58秒遅れ、プロトンは15分53秒後に集団フィニッシュ、総合勢に変動はなかった。

「横風があると聞いてたので行こうと思った、自分は早目に仕掛けなければだめだと思った、ディレクターが“全てを賭けろ、今だ!”と指示してくれたので行った、成し遂げたことの大きさに信じられない気持ちだ、ツールの区間優勝は夢だ」ポリッツ、勝利後インタビュー

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!

サイクル ロードレースの放送・配信ページへ