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【ツール・ド・フランス2021 レースレポート:第5ステージ】怪物的速さでポガチャルがライバルを蹴散らしステージ制覇!マイヨ・ジョーヌを守ったマチュー「自転車人生の中でも最高の1日」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか「僕のポジションのエアロダイナミクスを向上させるために、チームスタッフが昨夜12時まで調整を続けてくれた。チーム監督とゼネラルマネージャーが、僕にはジャージを守る能力があるはずだ、と信じてくれたおかげなんだ。何を変えるべきなのかあれこれと検討した。最終的に変えたのはハンドルに、ヘルメットに、ホイール……」(ファンデルプール)
また逆転マイヨ・ジョーヌを期待されていたジュリアン・アラフィリップは、「走り出してすぐに今日は僕の日ではないと分かった」と振り返った。8秒差の総合2位から、48秒差の4位へと後退。ファンアールトは「因縁のライバル」ファンデルプールよりかろうじてコンマ90秒速いタイムを記録したものの、ポガチャルにも、マイヨ・ジョーヌにも届かなかった。
スタート直前、集中力を高めるログリッチ
プリモシュ・ログリッチは2日前の落車で全身傷だらけながら、44秒遅れの区間7位でフィニッシュ。あらゆる総合系ライダーの中では、ポガチャルを除けば、最上位で走りえ終えた。前夜は「このタイムトライアルにはなんの期待も抱いていない」と語っていたというのに、終わってみれば「自分の中から完全に全てを絞り出した。そんな自分が最高に誇らしい」と思える走りができた。またユンボ・ヴィスマはヨナス・ヴィンゲゴー3位、ファンアールト4位、ログリッチ7位と、トップ10に3人を送り込んでいる。
ただし、この結果はもちろん、ログリッチがポガチャルから新たに44秒を失ったことを意味する。つまり祖国の後輩に対する遅れは、大会5日目にして、早くも1分40秒差に広がった(ファンデルプールの1分48秒差)。そもそもパリ表彰台候補の中では2番手につける総合7位リゴベルト・ウランさえ、ポガチャルに対しすでに1分21秒の遅れを有している。続くリチャル・カラパスが1分36秒遅れ。ゲラント・トーマスは1分46秒差、ウィルコ・ケルデルマンは1分48秒差、エンリク・マスは1分50秒差。過去10年間のツール・ド・フランスのうち、6回で、総合覇者と2位のタイム差は1分50秒以内で収まっている。
文:宮本あさか
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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