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サイクル ロードレース コラム 2021年6月28日

【ツール・ド・フランス2021 第2ステージ結果速報】自転車界の至宝ファンデルプールが祖父に捧げるグランツール初区間優勝&マイヨ・ジョーヌ獲得

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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グランツール初出場で初区間優勝、マイヨ・ジョーヌ獲得したマチュー・ファンデルプール

グランツール初出場で区間優勝&マイヨ・ジョーヌ獲得したマチュー・ファンデルプール

ツール・ド・フランス2日目は花崗岩でできた美しいグラニット・ローズ海岸のペロス=ギレックを出発し、ミュール=ド=ブルターニュを目指す183.5kmの丘陵ステージ。パレードランから逃げ巧者のトーマス・デヘント(ロット・スーダル)や山岳賞ジャージ着用のイーデ・スヘリンフ(ボーラ・ハンスグローエ)がやる気を見せている。アクチュアルスタートが切られると複数の選手がアタックを仕掛けるも集団から抜け出すことができない。

最初に飛び出せたのはロイック・ヴリーヘン(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)、すぐに吸収されハイスピードのままアタック合戦は続く。10kmほど進んだところでアントニー・ペレス(コフィディス)とヨナス・コッホ(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)の2人が抜け出し、追走のサイモン・クラーク(チーム クベカ・ネクストハッシュ)、エドワード・トゥーンス(トレック・セガフレード)が追いつき、さらに9km追いかけてスヘリンフとジェレミー・カボ(チーム トタルエネルジーズ)が合流に成功、6選手での先頭グループが形成された。

最初の4級山岳はペレスが、次の4級山岳はスヘリンフが先頭通過、2人でし烈な山岳賞争いを繰り広げている。スヘリンフがペレスの後輪に張り付くと先頭集団での協調体制が崩れ、業を煮やしたトゥーンスが残り距離72kmで独走体制に入りカボだけが追いかけた。4級山岳ポイント2つをトゥーンスが先頭通過し、残り距離18kmでメイン集団に吸収されこの日の敢闘賞を獲得した。

1度目のミュール=ド=ブルターニュではボーナスタイムを賭けてマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)が1.7kmのロングアタック、そのまま先頭通過し8秒をかせぐ。タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)、プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)と続き、マイヨ・ジョーヌ着用のジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)は4番通過でボーナスタイムを獲りそこねている。

2度目でフィニッシュとなる平均勾配6.9%のブルターニュの壁はミハウ・クフィアトコフスキが先頭のイネオス グレナディアーズトレインの牽引で登坂開始。急勾配でのリッチー・ポートのペースアップでゲラント・トーマス(共にイネオス グレナディアーズ)が遅れ、ナイロ・キンタナ(アルケア・サムシック)が先頭に出るとファンデルプールが追う。

残り距離900mでソンニ・コルブレッリ(バーレーン・ヴィクトリアス)がアタック、ここでもファンデルプールがチェック&カウンターで後続を引き離し、2位以下に6秒のタイム差をつけて天を示しながらグランツール初区間優勝を飾った。総合首位から18秒あったタイム差をひっくり返し2位となったアラフィリップに8秒の差をつけ、祖父レイモン・プリドール氏の悲願であったマイヨ・ジョーヌを獲得、歓喜の涙と満面の笑みを見せた。

総合10位につけていたトーマスはファンデルプールから23秒遅れでフィニッシュ、総合順位を20位+41秒へ落としている。

「マイヨ・ジョーヌを手に入れる最後のチャンスだったのでボーナスタイムが必要だった、ラスト500mは本当に苦しかったけど全力を尽くした。祖父はもうここにはいないけれど、きっと誇りに思ってくれるでしょう」ファンデルプール、勝利後インタビュー

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