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サイクル ロードレース コラム 2021年6月23日

Tourの景色に誘われて | ティーニュ

ツール・ド・フランス by 山口 和幸
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そして迎えたアルプス3連戦の最後の山岳ステージ。気象予報は大雨で、主催者は土砂崩れの危険性が高い前半部分の山岳を回避すると発表。35kmの上り坂を有するカテゴリー超級のヴァルトランスのみのレースとなった。しかも当日はヴァルトランスの気象状況を憂慮して、一時はステージ打ち切りの可能性もあったという。幸運にもレースは短縮コースで行われることになった。

ティーニュをベースにしてアルプスの稜線をトレッキングする

ティーニュをベースにしてアルプスの稜線をトレッキングする

距離59.5kmに短縮されて行われ、前日に初めて首位に立ったベルナルが17秒遅れの区間4位でゴールし、コロンビア選手として初の総合優勝を確実にした。

アラフィリップは大きく遅れ、総合5位に後退することになる。

ティーニュの山小屋風宿泊施設はこんな感じ。これぞバカンス

ティーニュの山小屋風宿泊施設はこんな感じ。これぞバカンス

「ボクは小さいころ、コロンビアの家でツール・ド・フランスのテレビを見ていて、こんなスゴい領域に到達できないと思った。子供のころに『いつか出場できたら最高にカッコいいぞ』と思ったけど、その目標は遠くにかなたに見えた。でも、いまここにいる。とても感慨深い」と最終日前日の記者会見でベルナルは語っている。

文:山口和幸

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山口 和幸

ツール・ド・フランス取材歴25年のスポーツジャーナリスト。自転車をはじめ、卓球・陸上・ボート競技などを追い、日刊スポーツ、東京中日スポーツ、Number、Tarzan、YAHOO!ニュースなどで執筆。日本国内で行われる自転車の国際大会では広報を歴任。著書に『シマノ~世界を制した自転車パーツ~堺の町工場が世界標準となるまで』(光文社)。2013年6月18日に講談社現代新書『ツール・ド・フランス』を上梓。青山学院大学文学部フランス文学科卒。

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