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サイクル ロードレース コラム 2021年6月8日

「ツールは選手にとっても特別なレース」新城幸也選手インタビュー ~ツール・ド・フランス、オリンピックにかける思い~

サイクルロードレースレポート by 浅野 真則
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新城:ツール・ド・フランスはチームにとっても選手にとっても特別なレースです。チームではツールは年間の最大目標にするレースですし、選手にとっても100%コンディションを合わせていくレースという意味で特別です。ジロやブエルタは1週目は様子見てだんだん調子を上げていく……というような臨み方もあり得るのですが、ツールはそれはありません。だから、もし出場するとなったら100%のコンディションで臨むでしょう。

ジロ・デ・イタリア 集団の中で総合上位のダミアーノ・カルーゾを守る新城選手

J SPORTS:選手として、ツールで楽しみにしていることは?

新城:実は楽しみよりはストレスのほうが圧倒的に多いんです。レースに向けて万全のコンディションに調整しなければなりませんし、転んだり事故に遭ったりしてケガをしないよう、細心の注意を払わなければなりません。レースが始まったらアシストとしての仕事を求められますし、リタイアもできません。スタートする前からレースが終わるまで、2カ月ぐらいはずっとストレスの中にいると言っても過言ではありません。
とは言っても、何度もツールに出たりしてフランス各地に知り合いもいますし、各地を回るので、現地の知り合いや日本から応援に来てくれるファンの声援は楽しみです。一番の楽しみは、最終日にシャンゼリゼに帰ってきたときの、あのなんとも言えない充実感ですね。
選手としては、チームのエースになるであろうビルバオが表彰台に立てるかもしれない――というような状況になったらモチベーションも上がるでしょうね。そういう状況になるのに自分もアシストとして貢献できていれば、選手としてはこの上ない喜びです。

文:浅野 真則

浅野 真則

あさのまさのり。自転車専門誌やWEBなどで活動する自転車ライター。製品インプレッションやトレーニング・ロングライドなどのHOWTO記事、イベントなどの実走レポートを得意とする。本業の傍らJBCFのエリートクラスやホビーレースに参戦中で、サイクルロードレースは走るのも見るのも好き。最近はふるさとの三重県などでサイクルツーリズムの魅力を伝えることをライフワークのひとつとしている。

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