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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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【クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ 第6ステージ:レビュー】バルベルデがイネオス勢の連日の奇襲許さず「どの勝利も特別で、美しいものばかりだ」
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介着々と前とのタイム差を縮めていたメイン集団では、ここまで4日間マイヨ・ジョーヌを着続けたルーカス・ペストルベルガーが上りで遅れる。とはいっても、このステージでイエロージャージを手放すことは織り込み済みで、上りに入るまでは集団前方でチームメートのウィルコ・ケルデルマンやパトリック・コンラッドのための仕事に従事していた。
迎えた最後の上りル・サペ=アン=シャルトルーズでもクラドックが1人粘ったが、勢いに勝る集団から逃げ切ることはできなかった。その集団では、モビスター チームの総合エースであるロペスが猛烈な牽引。人数を絞り込むとともに、このステージをバルベルデで狙うことが誰の目にも明らかになった。途中、ルイス・メインチェスやダヴィド・ゴデュ、さらにはゲイガンハートまでがアタックを試みたが、すべてロペスの視界から消えることはできず。ほぼ1人で集団をまとめて、最終局面へと向かった。
ステージ優勝に向け動いたのは、残り500m。ゲイガンハートが一番にアタックすると、その後ろからスルスルと追いかけるのはバルベルデ。最後の50mで追いついてゲイガンハートの前に出ると、そのままトップでフィニッシュラインを駆け抜けた。積極的に動いたゲイガンハートは惜しくも2位。イネオス・グレナディアーズとしては、前日のトーマスに続く奇襲攻撃成功とはならなかった。
モビスタートレイン
4月に41歳になった、トッププロトン最年長のバルベルデ。今シーズン限りでの引退も噂されるが、勝利をどん欲に狙うその走りからはまったく老け込む姿は見られない。何なら、3月のボルタ・ア・カタルーニャをきっかけにレースごとに調子を上げてきているのだ。
「最高の気分! 大会の開幕から数日にわたって支えてくれているチームメートには感謝してもしきれない。今まで多くのレースで勝つことができているけど、どの勝利も特別で、美しいものばかりだよ」(バルベルデ)
この日会心のアシストを見せたロペス、さらには歓喜のバルベルデの後ろでガッツポーズをしていたエンリク・マスと、今大会もモビスター チームはお家芸ともいえるトリプルリーダー体制を敷く。まずバルベルデが目に見える結果を残したが、残る2ステージは果たして。
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