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サイクル ロードレース コラム 2021年6月3日

【クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ 第4ステージ:レビュー】TT強化が奏功したルツェンコ「この勝利で得た自信はツールにも五輪にもつながる」

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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「全力を尽くした結果がステージ優勝になったので本当にうれしい。コースも私向きで、最初の6kmは力をセーブし、最後の6~7kmで全力を出した。フィニッシュでは200%の力を出し切ったと心から思えたよ」(アレクセイ・ルツェンコ)

フィニッシュ直後のマイヨ・ジョーヌ

フィニッシュ直後のマイヨ・ジョーヌ

最終走者のルーカス・ペストルベルガーも好走したため、ルツェンコは惜しくもマイヨ・ジョーヌ奪取はならなかった。それも1秒差。「惜しいけど、まだドーフィネは終わっていないから、明日以降チャレンジしてみるよ」。

それより何より、この勝利で先々への自信を手にしたことがうれしい。もちろんツールのメンバー入りもそうだし、カザフスタン代表として挑む東京2020五輪も楽しみになってきた。

「今後の予定はツールがメインだけれど、オリンピックも頭にある。この勝利で得た自信はツールにもオリンピックにもつながるはずだよ」(ルツェンコ)

戦前の予想通り、このステージで総合順位は大シャッフル。総合系ライダーではウィルコ・ケルデルマンや、新鋭のイラン・ファンワイルダーらが順位を上げたものの、マイヨ・ジョーヌ着用の可能性もあると見られていたゲラント・トーマスは伸びず。7.5km地点の中間計測ポイントではトップだったが、後半に失速してしまった。結局、ルツェンコから23秒差のステージ10位。総合では8位のままだ。

「前半で攻撃的に行き過ぎたことが反省点。最後の7~8kmを維持するには難しい状況を作ってしまった」(ゲラント・トーマス)

一方で、最後にコースへと飛び出したペストルベルガーは、遅れを最小限にとどめてマイヨ・ジョーヌを守ることに成功。前日は第2ステージでの大逃げがたたって脚が動かず、レース後も弱気な発言に終始していたが、身も心も何とか持ち直してみせた。

「このタイムトライアルにすべてを賭けた。マイヨ・ジョーヌが僕に翼を授けてくれたんだ。いまはジャージを守ったことにただただ驚いているよ」(ルーカス・ペストルベルガー)

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