人気ランキング
-
サイクル ロードレース コラム
【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【ジロ・デ・イタリア2021 レースレポート:第20ステージ】誰かを支え続けてきた男の美しいグランツール初区間勝利!ダミアーノ・カルーゾ「今日は僕が世界で一番幸せな男だ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか「僕らに失うものなんてなにもなかった。もはやマリア・ローザを脅かす位置にもいなかたし、それに今ジロの僕はあまり攻撃的に動けなかったから、前に行きたかった」(バルデ)
イェーツは「2つ目の山で動こうと思っていた」そうだが、総合6位ロマン・バルデは先手を打った。あっという間にメイン集団を小さく切り刻み、ライバルの「アシストたち」を後方へと吹き飛ばした。さらには逃げの残党5人から50秒遅れで山頂を越えると――山岳賞首位ジョフリー・ブシャールが、集団内でかろうじて6位通過を成功させる--、約20kmのダウンヒルへと全開で飛び込んだ。
細かく連なる九十九折の坂道を、DSM隊列は恐ろしい勢いで下り続けた。雪解け水のせいで、道路はところどころ濡れていた。まるで当然のように分断が発生する。クリス・ハミルトン、マイケル・ストーラー、そしてバルデのDSM3人の背後に、とてつもなく大きな穴が生まれた。
もちろんイネオス・グレナディアーズは、総合ですでに7分半以上離れているバルデを、慌てて追う必要はなかった。むしろ下り苦手な山岳最終補佐、ダニエル・マルティネスを絶対に失うわけにいかない。ベルナル曰く「リスクを冒したくなかった」。慎重に軌道を取り続け、穴は次第に大きくなっていく……。
と、この成り行きをチャンスと感じ取ったのが、総合2位カルーゾだ。ペリョ・ビルバオに引かれて、素早くイネオス隊列を追い越すと、そのまま猛然と前方へ突っ走った。フィニッシュまでいまだ52kmも残っていたというのに!
「予定なんかしてなかったよ。時に『幸運』にもこんなことが起こる。それをつかむためには、ほんの少しの『狂気』と、『インテリジェンス』が必要だ。DSMの攻撃を見て思ったんだ。こんな日には、なにが起こるか分からない。彼らについて行こう、って。そしてペリョと共に飛び出した」(カルーゾ)
DSMの3人と、バーレーン・ヴィクトリアスの2人は、すぐに逃げの5人に追い付いた。両チームのアシストは猛烈に牽引を続けた。イタリア代表チームで時にカルーゾと共闘してきたヴィスコンティや、サンウェブ所属時代にハミルトンやストーラーと同僚だったフェルファークさえ、積極的に作業に加わってくれた。
あわせて読みたい
-
サイクル ロードレース コラム
【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
4月7日 午後6:05〜
-
3月31日 午後4:55〜
-
4月17日 午後7:45〜
-
4月6日 午後10:15〜
-
3月16日 午後9:30〜
-
Cycle*2024 ボルタ・ア・カタルーニャ 第6ステージ
3月23日 午後10:30〜
-
4月1日 午後7:00〜
-
Cycle*2024 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ
4月17日 午後11:55〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!