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【ジロ・デ・イタリア2021 レースレポート:第20ステージ】誰かを支え続けてきた男の美しいグランツール初区間勝利!ダミアーノ・カルーゾ「今日は僕が世界で一番幸せな男だ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかペーター・サガン
結局「ピュア」スプリンターたちは3位以下に追いやられた。サガンにとっては幸いだった。おかげでステージの終わりには、どんなに計算しても逆転は不可になった。2位以下との差は18ptで、最終日に発生するポイントは15pt。つまりミラノまで何事もなく完走を果たせば、サガンの7枚のマイヨ・ヴェールコレクションに、新たにシクラメン色のジャージが加わることになる。
今大会最後の逃げは、30kmほど走った後にできあがった。今大会の山岳ジャージ第1号ヴィンチェンツォ・アルバネーゼや3日目の勝者タコ・ファンデルホールンを筆頭に、ジョヴァンニ・ヴィスコンティ、ルイス・フェルファーク、マッテオ・ヨルゲンソン、フェリックス・グロスシャートナー、ニコ・デンツが顔を並べた。デボントも滑り込んだ。
もちろんフーガ賞でダントツ1位を突き進むシモン・ペローも、母国スイス通過のこの日に逃げないわけには行かない。第3・5・7・10・13・18ステージに続く、なんと6度目のエスケープ。1年の半分は奥様の地元コロンビアで暮らす28歳が、最後の仕上げに88kmを付け加えて、堂々たる総逃げ距離783kmでミラノの表彰式に臨む。
残念ながら今大会11度目の逃げ切り勝利は、望めそうもなかった。わずか9人で逃げは締め切られた。後に続こうとトライした選手たちは、総合3位サイモン・イェーツ擁するバイクエクスチェンジや8位ジョアン・アルメイダ率いるドゥクーニンク・クイックステップに力づくで引きずり降ろされた。その後も両チームが厳しいタイム差コントロールを続け、逃げには最大5分20秒しか余裕を与えなかった。
この日最大の転機は、ステージ後半に待ち構える3つの難峠の、1つ目で訪れた。24kmかけて標高2000m超の山頂へと向かう長い山道で、逃げがあっさりと分裂し、DSMのデンツが後方へと下がっていった……その直後だ。残り65km。突如としてDSMがプロトン前方に集結した。5人で隊列を組み上げると、恐ろしい高速テンポを刻み始めた!
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