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サイクル ロードレース コラム 2021年5月22日

【ジロ・デ・イタリア2021 レースレポート:第13ステージ】5年前の悔しさを晴らす待望のグランツール区間初勝利!ニッツォーロ「自分に勝てるポテンシャルがあることは、ずっと分かっていた」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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リーヴィは大胆に一石二鳥を獲りに行った。マレンゴとペローに対する中間賞&フーガ賞の遅れを取り戻そうと、第2中間ポイントの少し前で、独走体制に持ち込んだのだ!たしかに狙い通り、中間ポイントは首位で通過した。ただし単独走行は3.5kmで打ち止め。規則により5km以下の逃げはフーガ賞の対象とはみなされないため、残念ながら、努力の半分は水の泡に。

最終的には、2度目の中間ポイントでもペローに先んじて2位に滑り込んだマレンゴが、総得点54ptで中間ポイント賞首位に躍り出た。ペローは2位47pt、リーヴィは5位29pt。またフーガ賞は、今区間191km逃げたペローが、総距離695kmとダントツ1位を突き進む。174kmを加えるに留まったマレンゴは2位648km、同じくリーヴィは3位414km。ペローとマレンゴは敢闘賞でも総合1位と2位につける。

メイン集団も、2つの中間ポイント前後はだけは活気づいた。1つ目を盛り上げたのはもちろん、スプリンターたち。マリア・チクラミーノランキング上位4人が、残されたわずかなポイントを分け合った。2つ目は少々趣向が異なった。休日明けから2日連続で逃げ、あっさり中間ポイント賞3位につけていたデボントが、プロトン首位=4位でラインを通過する。

と、そのタイミングで、今ステージ序盤の「談笑仲間」デヘントが突如として猛烈な加速に転じた。しかもここにレミ・カヴァニャやらトニー・ガロパン、アレクシー・グジャールといった強脚が共鳴してしまったものだから、集団は軽いカオスに包まれた。プロトンは一列棒状に長く長く伸び、あちこちで小さな亀裂も生まれた。

大部分の選手にとって幸いなことに、ほんの3kmほどで試みに終止符は打たれた。予定通りに集団スプリントに持ち込みたい数チームが、中でもユンボが積極的に立ち回り、再びプロトンは秩序を取り戻した。この時点で残り50km。もう少しだけ、静かな時間は続く。

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