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【ジロ・デ・イタリア2021 第10ステージ結果速報】ボーラ・ハンスグローエが集団を猛烈に牽引しペーター・サガンが区間優勝!ポイント賞首位へ
サイクルNEWS by J SPORTS 編集部チームメートの献身に勝利で応えたペーター・サガン
休息日前日はラクイラからフォリーニョまで139kmの平坦ステージ。いくつかの起伏と4級峠が待ち受ける。アクチュアルスタートが切られると連日逃げに乗っているシモン・ペロー(アンドローニジョカトリ・シデルメク)、ウンベルト・マレンゴ(バルディアーニCSFファイザネ)、サムエーレ・リーヴィ(エオーロ・コメタ)、タコ・ファンデルホールン(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)の4選手が飛び出し、コービー・ホーセンス(ロット・スーダル)が追いついて5選手での先頭グループとなった。
メイン集団はスプリンターを抱えるチームが牽引役を1人づつ出し、2分半程度のタイム差で追いかける。最初の1時間の平均時速は39.2km/hとゆったりペースだった。中間スプリントポイントはペローがロングアタックで狙いに行くもリーヴィが先頭通過、そのあと踏切で停止を余儀なくされ、メイン集団とのタイム差が1分縮まってしまった。
残り距離58km、無印峠の下りでボーラ・ハンスグローエが集団先頭に出て牽引を開始、立ちはだかる無印峠と4級峠をハイペースで上り先行する5選手を吸収し、ペーター・サガンのためにライバルスプリンターのジャコモ・ニッツォーロ(チーム クベカ・アソス)、ディラン・フルーネウェーヘン(ユンボ・ヴィスマ)、ティム・メルリール(アルペシン・フェニックス)、アンドレア・パスクアロン(アンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオ)らを置き去りにした。
ボーナスタイムのつく中間スプリントポイントでは総合2位のレムコ・エヴェネプール(ドゥクーニンク・クイックステップ)が獲りに動き、マリア・ローザ着用のエガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)もそれに応じ白熱のスプリント勝負が繰り広げられた。ジョナタン・ナルバエス(イネオス グレナディアーズ)がポイント潰し目的の先頭通過で3秒、エヴェネプールが2秒、ベルナルが1秒を獲得している。
ラスト10kmを切ると、各チームの位置取りで緊張感が高まった状態で市内へと入る。ボーラ・ハンスグローエ、チームDSM、ドゥクーニンク・クイックステップのトレインがかわるがわる先頭を牽引。フラムルージュをボーラ・ハンスグローエの隊列が先頭でくぐると、左コーナーでマックス・カンター(チームDSM)が単独落車。複雑なレイアウトで先頭グループは15人程度にまで数を減らし、フアン・モラノ(UAEチームエミレーツ)のリードアウトにサガンが飛び乗り番手にフェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ)、そのままサガンはペダルを踏み続けみごと1着フィニッシュ、ポイント賞首位へ。総合勢も同タイム集団フィニッシュしている。
「チームみんなの働きに感謝したい。上りでは本調子ではなかったけどゴールまでこれて、いい形で勝つことができて嬉しい」サガン、勝利後インタビュー
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