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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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【ジロ・デ・イタリア2021 レースレポート:第5ステージ】ポケットスプリンターが人生4度目のジロ区間勝利「僕の役割はスプリンター」(ユアン)
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか集団がひとつになり、レースが一旦振り出しに戻った後、しばらくはなにも起こらなかった。その後40km近くも、大きな塊のまま移動を続けた。新たな動きが起こったのは、ようやく残り69kmに差し掛かってから。
飛び出していったのはまたしても..前半と同じくアンドローニジョカトリ・シデルメク&バルディアーニCSFファイザネの2人組。しかし今大会3日目に逃げたシモン・ペローと祝・初逃げのダヴィデ・ガッブロのデュオは、リードは最大でも1分20秒しかもらえなかった。もはや残り距離は少なく、風は強く、しかも最終盤はカーブやロータリーの連続だ。
だからこそ第3ステージの逃げの友アレクシー・グジャールは、ブリッジを仕掛けた。ラスト21kmで前方の2人に追いついた。
逃げに追いつくアレクシー・グジャール(左)
「道がひどくテクニカルだったし、集団内は緊迫した睨み合いが続いてたから、なにか仕出かさない理由なんてないと思ったんだ。トライしなきゃ、面白くない。なにも試さなければ、なにも手に入らない」(グジャール)
粘りに粘って、最終的には残り3.5kmで吸収されてしまうのだが..3人の背後ではたしかに事件が発生した。
残り15km地点では、幅の広い真っ直ぐな道にも関わらず、端に追いやられたパヴェル・シヴァコフが単独で道路に転落。イネオス・グレナディアーズのサブリーダーは、なんとか最下位で完走は果たした。しかし以前の手術で固定した鎖骨の状態が思わしくなく、当夜、翌第6ステージ不出走を発表した。
交通島の存在を喚起するための立哨員に、残り4.5kmで衝突したのが、前日の区間勝者ジョセフロイド・ドンブロウスキーだ。山岳ジャージ姿で地面に投げ出され、そのままミケル・ランダとフランソワ・ビダールをなぎ倒した。ドンブロウスキー本人は幸いにも先を続けられたが、8分以上タイムを失い、総合2位・22秒差の座から一気に陥落。一方のランダは肋骨や鎖骨の骨折で、救急車で大会を離れた。ビダールも完走後に左鎖骨骨折の診断が下り、やはり帰宅を余儀なくされた。
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