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サイクル ロードレース コラム 2021年5月11日

【ジロ・デ・イタリア2021 レースレポート:第3ステージ】圧巻の逃げ切り勝利!初のグランツール区間勝利を掴んだタコ・ファンデルホールン「なんてこった!俺はやってのけたぞ!」

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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「信じられない。ラスト1kmで後ろを振り返って、こう思ったさ。『なんてこった!俺はやってのけたぞ!』ってね。ほんと信じられないよ」(ファンデルホールン)

必死のプロトンを確認した後には、たっぷりと勝利を祝う時間さえあった。186km逃げた果ての、4秒差の勝利。2位争いの集団スプリントはダヴィデ・チモライが勝ち取り、長時間チームと共に働いたサガンは、3位に終わった。

2日連続でグランツール初出場選手がグランツール初優勝を飾ったのだとしたら、2日連続で所属チームにとってもグランツール初優勝。今季ワールドツアーに昇格を果たしたアンテルマルシェ・ワンティゴベール・マテリオは、過去3度のツール参戦で、最高成績は区間3位(2回)。昨季末はチームが見つからず、一時はコンチネンタルチームと契約したファンデルホールンを、ぎりぎりで救い上げたのは正解だった。これもまた、「最後まで粘ったおかげで、現チームに入るチャンスをつかんだ」と語るファンデルホールンの、逃げ切り勝利なのだ。

マリア・ローザのガンナ

マリア・ローザのガンナ

総合勢はところどころ危険回避のために隊列を組んだ以外は、特に動きを見せず、大会3日目を終えた。総合2位エドアルド・アッフィニが9分半以上遅れ、大きく後退したが、ミラノでの表彰台を争う強豪は誰1人としてタイムを失わなかった。昨大会は2日間でマリア・ローザを脱いだフィリッポ・ガンナは、今年は晴れて3日目を迎える。

「今日ジャージを守るのは重要な任務だった。明日からいよいよ本格的な上りが始まるから、チームカー隊列で『1番』の座を守る必要があったんだ。明日以降も『チーム内』にマリア・ローザが留まるよう、そして最後まで守れるよう、願ってる」(ガンナ)

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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