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【Cycle*2024 フレーシュ・ワロンヌ:プレビュー】唯一絶対の勝負地「ユイの壁」を4回、誰が真っ先に上り詰めるのか
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【ジロ・デ・イタリア2021 レースレポート:第1ステージ】24歳フィリッポ・ガンナが2年連続大会初日にマリア・ローザ「去年以上に、今の僕が心から欲していたジャージ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかドゥクーニンク・クイックステップもまた、トップ10に3選手を送り込んだ。「あとほんのちょっと何かが足りなかった」仏チャンピオンのカヴァニャが5位に入ったのだとしたら、元欧州個人TT王者レムコ・エヴェネプールは7位で終えた。21歳神童にとって生まれて初めてのグランツールであり、なにより昨8月15日の骨盤骨折以来約9ヶ月ぶりの実戦だったから..十分に驚異的な結果に違いない!
「スタート台では思わず涙が出た。だってあまりにも長い道のりだったから。フィニッシュラインでは脚がすごく痛かったけど、再びその痛みを感じられたことが嬉しかった。早くもトップ10に食い込めたことを誇りに思う」(エヴェネプール)
こんなチームメイト2人を上回り、もちろんあらゆる総合ライバルたちに早くもタイム差をつけたのが、22歳ジョアン・アルメイダだ。昨大会は初日TT2位を足がかりに15日間ピンクの日々を過ごしたが、今回は4位。あくまでジョージ・ベネットの「補佐役」だと強調するフォスには4秒及ばなかったものの、同僚レムコを2秒、「TTの準備をしっかりしてきた」という1996年生まれアレクサンドル・ウラソフを7秒突き放した。
3週間後のマリア・ローザ候補筆頭に名を挙げられる3人、サイモン・イェーツとヒュー・カーシーはアルメイダから21秒差、エガン・ベルナルは22秒差。4月中旬の右手首骨折から「予定より3週間も早く」復活したヴィンチェンツォ・ニバリも24秒差と、主要ライバルたちからほとんど遅れを喫せずにすんだ。ピュアクライマーのミケル・ランダは32秒差で被害を食い止め、TTが苦手なDSMダブルエース、昨大会2位ジャイ・ヒンドレーとツール2位2回ロマン・バルデはそれぞれ29秒と35秒の赤字で3週間の戦いに走り出す。
ちなみにバルデの「アルメイダから」の遅れが35秒なのだとしたら、「ガンナから」は52秒遅れ。なにしろ昨ジロで3つの個人タイムトライアルステージを独占したスペシャリストは、時速58.748kmという大会史上3番目に速い平均時速で駆け抜け(昨大会初日に自らが記録した58.831km/hよりほんの少しだけ遅かった)、2位アフィーニにさえ9秒98もの差を押し付けた。
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