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フルームがラスト2kmから感動に溺れ、ロドリゲスが表彰台の3番目の位置を確保し、若きクインターナが有終の美を飾った。開催委員長クリスティアン・プリュドムが「過去を振り返り、未来へと続くツール」にしたいと願ったこの100回大会で、23歳のコロンビア人が、新しい時代の扉を大きく開いた。力強いペダリングで山頂フィニッシュをものにし、総合2位の座と、新人賞と山岳賞の2つのジャージを手に入れた。「もはや未来のスターではない、現在形のスターなのだ」とチームのゼネラルマネージャー、ウンスエ氏も高らかに宣言する。
「言葉にならないよ。こんな日が来ることをずっと夢見てきたけれど、こんなに早くやってくるとは思わなかった。泣いてしまった。最も大きい収穫は総合2位の座だ。でも、チームがすごい仕事を成し遂げてくれたおかげで、こうして区間と山岳賞さえも勝ち取ることができた。マイヨ・ジョーヌ?この先は、それに向けてトレーニングを積んでいく。もしかしたら来年、もっと確実に言えば2015年には、ジャージ獲りにトライしたい」(クインターナ)
その黄色いジャージは、第8ステージから12日間、フルームが頑なに守り続けてきた。第9ステージでは孤独な戦いを強いられ、第13ステージでは強風にさらされ、第18ステージでは「最悪の思い出」低血糖状態に苦しめられても……。スカイ列車は破壊されても、決してフルーム本人が打ち崩されることはなかった。そしてこの先も、王座を簡単に手放すつもりはないようだ。
「ボクは28歳。あとどれだけツールを勝てるのか分からないけれど、自転車選手というのは、30代序盤に最高レベルに達するもの。だからこの先も成長を続けていきたいし、自分が望む限り、総合優勝を争いたいと思っている」(フルーム)
ちょうど3週間前にコルシカ島から走り出した198人は、170人になって最終ステージ地パリへ凱旋する。そうそう、ポイント賞ジャージも、この日の中間ポイントでペーター・サガンが2年連続受賞を確定させている。すると残すお楽しみは……史上初ナイトステージの豪華絢爛な演出と、シャンゼリゼ区間優勝の行方である!
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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