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サイクル ロードレース コラム 2014年5月25日

ジロ・デ・イタリア2014 第14ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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週末はチームリーダー、ローランのために仕事をしたい、と意気込んでいた新城幸也は、スタートから50km地点の集団落車に巻き込まれた。目の前の選手が地面に滑り落ち、慌ててブレーキをかけるも、前方に大きく放り出された。一回転して腰からアスファルトに叩きつけられた。

「前回(第1週目の落車)痛めたところと、まったく同じ場所です。しかも、前回よりも、ひどかった。腰が砕けた感じで、しばらく起き上がれなかったですから。脚の感覚がなくなって、どうやってペダルを回したらいいのか、それさえ分からなくなってしまった。もがくと骨の奥がキーンと痛い。走りながら、何度も止めようと思いましたよ……」(新城)

32分04秒遅れの最終グルペットで山頂にたどり着いた新城は、悔しさを隠しきれない。

「一週間たってようやく痛みが消えて来たのに、またこの落車から立ち直るのに一週間かかってしまう。こんなこと繰り返していたら、ジロが終わっちゃいます!」(新城)

翌15ステージを走れば、恵みの休養日がやって来る。なんとかしがみ付こう!……と、そんな風にマッサーに励まされながら、新城は山を下りていった。

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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