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サイクル ロードレース コラム 2014年7月9日

ツール・ド・フランス2014 第4ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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だから珍しく、圧勝とはいかなかった。代わりと言ってはなんだけれど、夜にはサッカードイツ代表が、ワールドカップ準決勝でブラジルを7−1で粉砕した。ドイツの最強スプリンターは、これにて3−0。4日目で早くもハットトリックを決めて、この先、どこまでスコアを伸ばしてしまうのか。

スプリンターチームに混ざって、最終盤までティンコフ・サクソも猛烈なトレインを走らせた。落車や分断のリスクを避けるためであり、なによりアルベルト・コンタドールの総合7位の順位を1つでも上げるためだった。

総合首位ヴィンチェンツォ・ニーバリの後ろには、2秒遅れで20選手が並んでいた。つまり、何も考えずのんびり集団後ろでゴールしていたら、あっという間に総合21位まで転落してしまう可能性があった。しかし、翌第5ステージ「石畳ステージ」を前に、絶対にそんな事態は避けねばならなかった。チームカーの隊列順序は、各チームの総合トップ選手の順番で決まる。コンタドールが総合7位なら、チームカーは前から7番目。総合21位なら(総合20位以内に他のティンコフ・サクソの選手がいなければ)、前から21番目。……メカトラの発生しやすい石畳ステージで、もしもの場合に無駄な時間を失いたくなければ、チームカーはできるだけ前にいなければならない!

アシストたちの懸命の作業は、無事に実を結んだ。区間18位でゴールしたコンタドールは総合5位に前進し、チームカーは前から5番目の位置を確保した。ちなみに総合表彰台候補を擁するライバルチームは、アスタナが1番目、BMCが4番目、モビスターは6番目、スカイは7番目、ロットが8番目、ベルキンが9番目となる。

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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