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サイクル ロードレース コラム 2014年8月25日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2014 第2ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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ブアニの背後では、サガンはゴール前300mほどで脚を緩め、ボーナスタイム戦線には加わらなかった。むしろアレハンドロ・バルベルデの方が区間上位(21位)に食い込む奮闘を見せて、ヨナタン・カストロビエホから赤いリーダージャージを譲り受けた。2年前は3日目で首位交代したが、今年は2日目で、早くも、である。

「『不要なアクシデントを避けたいなら、前方で走り、スプリントすること』っていうセオリーに従ったまで。ジャージを守るかどうか?うーん……、とりあえずホテルに帰って、チームのみんなと話し合わなきゃならないね」(バルベルデ、ゴール後インタビューより)

ブエルタのリーダージャージなら、過去23日間着用した経験がある。2009年には総合優勝も果たしているバルベルデだが、今回はどうも、予想外に早くジャージを手に入れてしまったようだ。歯切れの悪いコメントが続く。

「リーダージャージを着るというのは、いつだって興奮するよ。でも、今こうして僕がジャージを着ているのは、ただ分断を避けようとチームの先頭を走っていたからなんだ。本当ならチームのほかの誰かに、ジャージを着て欲しかった。チームバスに戻ったら、みんなから言われたよ。『どうしてここに戻ってきたの。君が総合リーダーなんだぜ!』って」(バルベルデ、大会公式リリースより)

ツール・ド・フランスでは、第2ステージでマイヨ・ジョーヌを手に入れたヴィンチェンツォ・ニーバリが、ただ1日を除いて、最終日までリーダージャージを守り続けた。バルベルデの場合は、状況はまるで違う。タイム差ゼロの総合2位に、チームメートのナイロ・キンタナが控えている。ボーナスタイムも存在する。なによりライバルの顔ぶれが、はるかに濃厚だ。

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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