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サイクル ロードレース コラム 2015年5月8日

【ジロ・デ・イタリア2015/プレビュー】ピンクジャージを身にまとうのは?今年のジロも山で決まる!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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イタリア一周には過去2回参加して、2度とも総合首位で終えたコンタドールは、今年こそは、ジロ−ツールのダブル制覇を成功させねばならない。2011年にもダブルツールに挑んだ。5月のジロで13日間マリア・ローザを着用した後に、7月のフランスに乗り込んだ。しかし、あえなく、撃沈(ツール5位)。しかも2011年のジロタイトルさえ、翌2月に、剥奪された(2010年ツールでのクレンブテロール陽性により)。つまり、あらゆる意味で、コンタドールにとっては4年前のリベンジなのだ!

そんなコンタドールは、総合争いのライバルにリッチー・ポート、リゴベルト・ウラン、ファビオ・アルの名を上げる。ポートは、間違いなく、2015年序盤戦のステージレースシーンを最も賑わせた選手である。ツアー・ダウンアンダー総合2位、パリ〜ニース総合優勝、カタルーニャ一周総合優勝、ジロ・デル・トレンティーノ総合優勝と、1月中旬から好成績を連発している。しかも、オーストラリア国内TTチャンピオンは、タイムトライアルが大得意!

「メンタル的にも、フィジカル的にも、自信にあふれている」と英国テレグラフ紙に語ったポートの、唯一の不安材料は、本当の意味で3週間のレースの優勝争いに加わった経験がないこと。2010年、25歳の時に、大逃げに乗ってジロのマリア・ローザを着たことはある。2012年と2013年のツール・ド・フランスでは、チームリーダーのために全力を尽くし、総合優勝へと導いた。しかし、ポート自身が表彰台やグランツールのジャージを獲りに行くのは、今回が正真正銘、初めてとなる。

ウランとアルは、その点に関しては、アドバンテージを有している。山にも強く、タイムトライアルにも強いコロンビア人は、2013年ジロでは急遽リーダーに押し上げられつつも、総合2位の座を勝ち取った。2014年は絶対的リーダーとしてジロに臨み、マリア・ローザは残念ながら失ってしまったけれど、総合2位を確保した。また24歳の若きイタリア人ヒルクライマーは、山で見事な走りを披露し、昨ジロで3位に飛び込んだ。その後のブエルタでも山頂フィニッシュを2つさらい取り(総合5位)、難関山岳にはとびきり強い。体調不良でジロ・デル・トレンティーノを欠場し、思うような調整はできなかったが、「90%の調子でジロのスタート地に立てるだろう」と語っている。

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