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サイクル ロードレース コラム 2015年5月8日

【ジロ・デ・イタリア2015/プレビュー】ピンクジャージを身にまとうのは?今年のジロも山で決まる!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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華やかなカオスが、幕を開ける。2015年シーズン最初のグランツール、ジロ・デ・イタリアが、22チーム・198人の選手と共に5月9日(土)に走りだす!

イタリアン・リヴィエラから走りだす、3週間の長い旅。リグーリア海の青とばら色のリーダージャージとの鮮やかなコントラストを楽しんだ後は、”ブーツの足首”まで南へ下がって、そしていつものように北上して……。もちろん、サディスティックなまでに難解なコースが大好きな大会開催委員会は、レース3日目から早くも起伏をたっぷり盛り込んで、5日目には最初の山頂フィニッシュを突きつける(山頂フィニッシュは全部で7つ)。

第14ステージには、59.4kmという、とてつもなく長い個人タイムトライアルも待っている。過去5年間のグランツールではぶっちぎりの最長TTだ。しかも、コース半ばには4級峠が立ちはだかり、終盤には最大勾配12%の坂道さえ登場する!開催委員会の計算によれば、1時間20分前後で走り終えるとのこと。独走が苦手な選手にとっては、拷問のような時間に違いない。総合争いにおいては、分単位で、タイム差がつく可能性あり。

肢体がたっぷりと疲労で蝕まれた翌日に、プロトンはいよいよ、ドロミテやアルプスの恐ろしい峠へと立ち向かう。第15ステージのマドンナ・ディ・カンピーリョ山頂フィニッシュ、第16ステージのモルティローロ越え、第19ステージのチェルヴィニア山頂フィニッシュ、第20ステージのフィネストレの”未舗装チーマ・コッピ(最標高地点)”に、そしてセストリエーレ山頂でのフィナーレ!やっぱり、ジロの戦いは、山で決まるのだ。

いや、たしかに、今ジロには、ゾンコランやプラン・デコロネスのような激坂や、ガヴィアやステルヴィオのような標高2600mを超える雪山は登場しない。ただ「もしかしたら、今年の山岳は、たとえばモルティローロ後のアプリカとか、フィニストレ後のセストリエーレとか、下った直後の上り勝負が厳しくなるかもしれない」と、ナンバーワン優勝候補のアルベルト・コンタドールは分析する。

ところで、フィネストレ→セストリエールの流れでジロの山岳争いが締めくくられるのは、2011年大会以来となる。4年前、あの山で総合リーダーの証“マリア・ローザ”を着ていたのは、コンタドールだった。

「大会最後の日に、マイヨを着ていられたら、それで幸せだよ。今回のジロは、2011年とは大きく違う。なにより、僕自身の、ジロに向けた調整の仕方も違うから」。こう語るコンタドールは、今季はここまでかなり控えめに走ってきた。2月のアンダルシア一周で区間1勝&総合2位、3月のティレーノ〜アドリアティコは総合5位、3月末のカタルーニャ一周は総合4位。「でもね、現在の調子は、年頭に予定した通りのレベルに達しているんだ。他のシーズンよりも、1段階か2段階、低めに設定していた。ジロとツールの、両方を常に考えながらね(コメントは全てチーム公式リリースより)」

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