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サイクル ロードレース コラム 2015年5月15日

ジロ・デ・イタリア2015 第6ステージ レースレポート

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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チームドクターがアイシングで救急処置を施した後、毎ゴール地に設置される移動治療室で、コンタドールはレントゲンとスキャンによる精密検査を受けた。左肩関節にわずかな不安定さが認められた。脱臼と診断された。右膝には軽い痣を作った。

「体のどこも壊してはいないんだけど、左肩を脱臼した。僕は肩の動きを良くするために、もう一方の腕を使って少し動かそうとしていたんだけど、ドクターから今夜は左腕を固定して過ごすよう言われた。とにかく明日のステージ前までは、言いつけを守る。レース用には、ドクターが包帯を巻いてくれることになってる。だから明日の第7ステージはスタートするつもり。だってジロに向けて、必死に練習してきたんだから。ギリギリのところまで、続けるために努力していく」(コンタドール、チーム公式リリースより)

2011年ツール・ド・フランスでは、初日に落車し、その影響を引きずり総合5位で大会を終えた(後に成績は剥奪)。去年のツールは、雨の下りで落車し、右膝骨折でリタイアした。今回は幸いにも、どこも折れていない。

「明日のスタートに関しては、楽観視してる。でも、最終的な判断はスタート直前までまたなきゃならない。どんな状態になっているのか、そして落車の影響がどれだけ深刻なものなのか、しっかり判断する必要がある」(コンタドール、チーム公式リリースより)

恐ろしいことに、コンタドールの言う「明日」には、2015年ジロ・デ・イタリアの最長ステージが待っている。6時間半以上も、左肩の痛みと闘いながら、264kmを走り切らねばないのだ。

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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