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フィニッシュラインで爆発的なパワーを発揮する姿とは対照的に、普段は物静かなグライペルは、自らのアシストを非常に大切にすることでも知られている。そんなリーダーに、ボーイズも信頼を寄せる。フィニッシュ間近の、カーブとうねりの入り混じった危険な道に突入すると、ロット列車はさらに猛然と先頭を突っ走った。
「ラスト3kmに入ったら、絶対に最前線で走らなきゃならないと、分かっていたんだ。朝のミーティングで仕事内容を決めた。そして、予定通りに、全てを実現できた。ラルスイティング・バクは長く先頭を引き、それからアダム・ハンセンに、最後はグレゴリー・ヘンダーソンに先頭を引き継いだ。フィニッシュまではいまだ遠かったけれど、ヘンダーソンは耐えてくれた。そして、僕が、仕事を完成させたんだ」(グライペル、公式記者会見より)
32歳のゴリラは、2008年の1勝、2010年の1勝に続き、ジロ区間3勝目を手に入れた。もちろん、今回は1勝で変えるつもりはないはずだ。白地のドイツチャンピオンジャージから、赤いポイント賞ジャージに着替えたグライペルには(これでチームメートたちとお揃いの色になった!)、第10・13・17ステージと、いまだ両手を上げるチャンスが残されている。特に今年は、久しぶりに、最終日もミラノでのスプリントステージが待っている!
そのミラノでマリア・ローザを着ていることこそが最重要課題、とコンタドールは前夜に語っていた。たった24時間後には、そのミラノ到着さえ、不確実になってしまった。
逃げの5人を吸収すると、ティンコフ・サクソはいつものように、前方できっちり集団コントロールに励んだ。ゴール前3kmで、最前列こそロットに譲ったものの、できる限り前方に留まっていた。しかし、前から20〜30番目を走っていたダニエーレ・コッリが、ゴール前200mで激しくアスファルトに叩きつけられると、コンタドールもまた混乱のまっただ中に放り出された。フェンスから身を乗り出しすぎた観客のカメラレンズが、大惨事を引き起こした。
コッリは左上腕を骨折し、救急車で大会を去った。コンタドールはまもなく自転車にまたがり、自力でゴールラインを越えた。もちろん、「ラスト3kmに入ってのち、落車やメカトラで集団から遅れた場合、アクシデントの時点で所属していた集団のゴールタイムが与えられる」という救済ルールが適応されたため、総合首位の座は危なげなく守った。しかし、表彰式では、マリア・ローザを身にまとえなかった。左肩が痛み、腕を上手く動かすことができなかったからだ。
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